📝 第2章の過去問 80 問
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化管は、口腔から肛門まで続く管で、平均的な成人で全長約5mある。
b 舌の表面には、味蕾という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である舌乳頭が分布している。
c 唾液に含まれているリゾチームには、細菌の細胞壁を分解する酵素作用のほか、消炎作用などもあり、生体防御因子として働く。
d ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素であるペプトンとなる。
- 1. 正 誤 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
a 誤:消化管の全長は、平均的な成人で約5mではなく「約9m」である。
b 誤:主従が逆。正しくは「味覚を感知する部位である味蕾が、無数の小さな突起である舌乳頭に分布している」。
c 正:記述の通り。
d 誤:胃酸によってペプシノーゲンから変化するのは「ペプトン」ではなく「ペプシン」である。(ペプトンはタンパク質が分解されたもの)。
【要点】
「長さ(約9m)」「用語の入れ替え(味蕾と舌乳頭、ペプシンとペプトン)」は試験で最も狙われる定番のひっかけパターンです!正確に押さえましょう。
小腸及び大腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
b 十二指腸は、胃から連なるC字型に彎曲した部分で、彎曲部には膵臓からの膵管と胆嚢からの胆管の開口部があって、それぞれ膵液と胆汁を腸管内へ送り込んでいる。
c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。
d 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
- 1. 誤 正 誤 誤
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:3
【正解】3番
a 正しい。十二指腸で分泌される腸液中の成分(エンテロキナーゼ)の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンが活性型のトリプシンになる。
b 正しい。記述の通り。
c 誤り。大腸の内壁粘膜には、栄養分を吸収するための「絨毛」はない(絨毛があるのは小腸)。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
「絨毛」があるのは小腸だけで、大腸にはありません。試験で頻出のひっかけポイントなので確実に区別しておきましょう。
胆嚢及び肝臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、ビタミンB6やB12等の水溶性ビタミンの貯蔵臓器でもある。
b 肝臓は、胆汁を産生するほか、栄養分の代謝・貯蔵、生体に有害な物質の無毒化・代謝などの働きがある。
c アルコールは、肝臓へと運ばれて一度アセトアニリドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
d 肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとアンモニアが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 誤り。アルコールが代謝されてできる物質は「アセトアニリド(解熱鎮痛成分)」ではなく、「アセトアルデヒド」である。
d 誤り。黄疸を引き起こすのはビリルビン(胆汁成分)の滞留であり、アンモニアの滞留ではない。
【要点】
アルコール代謝の中間産物は「アセトアルデヒド」、黄疸の原因物質は「ビリルビン」であることを確実に押さえましょう!
呼吸器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、鼻汁を分泌する。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 2. 咽頭は、鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。
- 3. 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
- 4. 肺では、肺胞マクロファージ(貪食細胞)が肺胞まで侵入してきた異物や細菌を探しあてて取り込み、消化する防御機構が備わっている。
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正解:3
【正解】3番
1. 記述の通り。鼻汁に含まれるリゾチームには、細菌の細胞壁を破壊する酵素としての働きがあります。
2. 記述の通り。咽頭は飲食物の通り道(消化管)と空気の通り道(気道)が交差する重要な部分です。
3. 誤り。「喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分」は気管であり、その分岐した先の左右の肺に入り込む部分が気管支です。
4. 記述の通り。肺胞マクロファージは、呼吸によって肺胞に入り込んだ異物や細菌を貪食(どんしょく)して防御します。
【要点】
「気管」と「気管支」の構造の混同を狙う定番のひっかけ問題です。喉頭の次(下)にある一本の太い管が「気管」、それが左右に枝分かれしたものが「気管支」です。順序をセットで正確に覚えましょう。
循環器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、組織の中ではマクロファージ(貪食細胞)と呼ばれる。
b 血漿は、90%以上がアルブミン、グロブリン等のタンパク質からなり、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
c 心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を拍出する心臓の動きを拍動という。
d グロブリンは、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 誤 正 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:5
【正解】5番
a 誤:リンパ球ではなく「白血球(好中球など)」の説明です。マクロファージは白血球の一種である単球が組織に入り込んだものです。
b 誤:血漿の90%以上は「水分」です。タンパク質(アルブミンやグロブリンなど)は約7〜8%にすぎません。
c 誤:心臓の動きは「心房」で血液を集めて「心室」に送り、心室から血液を拍出します(順序が逆です)。
d 誤:血液の浸透圧を保持するのは「アルブミン」の働きです。グロブリンは免疫やホルモン等の運搬に関わります。
【要点】
本問はすべて血液・循環器系の頻出ひっかけパターンです。血漿の成分割合(90%以上は水分)、心臓の血流の順序(心房→心室)、アルブミンとグロブリンの役割の違いを正確に押さえましょう。
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a アルドステロンの分泌が過剰になると、高血圧、むくみ(浮腫)、カリウム喪失などを生じる(アルドステロン症)。
b 腎臓では水分及び電解質(特にナトリウム)の排出調節が行われており、血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ上でも重要な役割を担っている。
c 腎臓は背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、内側中央部のくびれた部分に尿管、動脈、静脈、リンパ管等がつながっている。
d 副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が産生・分泌される。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 正 正 正 正
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正解:1
【正解】1番
a 正しい記述。アルドステロンが過剰になると、ナトリウムと水分が再吸収されて血圧上昇やむくみ、カリウムの排泄増大によるカリウム喪失(アルドステロン症)を引き起こす。
b 正しい記述。腎臓は水分やナトリウム等の排出を調節することで体液量を一定に保ち、血圧の維持にも重要な役割を担っている。
c 正しい記述。腎臓は背中側にある一対の空豆状の臓器で、中央のくびれた部分(腎門)に尿管や血管等がつながっている。
d 誤り。アドレナリンとノルアドレナリンを産生・分泌するのは「副腎髄質」であり、副腎皮質ではない(副腎皮質からはステロイドホルモンが分泌される)。
【要点】
副腎は「皮質」と「髄質」でホルモンの種類が異なります。「皮質=アルドステロン・コルチゾール等」「髄質=アドレナリン・ノルアドレナリン」の組み合わせは頻出なので確実に区別しましょう。
目の充血に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
目の充血は血管が( a )して赤く見える状態であるが、( b )の充血では白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなる。
( c )が充血した時は、眼瞼の裏側は赤くならず、( c )
自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びる。
- 1. 収縮 強膜 結膜
- 2. 収縮 結膜 強膜
- 3. 拡張 強膜 結膜
- 4. 拡張 結膜 強膜
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正解:4
【正解】4番
・(a)血管が「拡張」して赤く見える状態であるため正しい。(「収縮」すると白っぽくなります)
・(b)「結膜」の充血は、白目の部分だけでなく眼瞼の裏側も赤くなるため正しい。(結膜はまぶたの裏側から白目を覆っている膜です)
・(c)「強膜」自体が乳白色であるため、白目の部分がピンク味を帯びるため正しい。(強膜はいわゆる「白目」の部分です)
【要点】
目の充血は血管の「拡張」が原因です。結膜(まぶたの裏~白目の表面)の充血と、強膜(白目自体の組織)の充血の違いを問う定番問題なので、それぞれの特徴をセットで押さえましょう。
目に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶが、主に硝子体の厚みを変化させることによって、遠近の焦点調節が行われている。
- 2. 結膜は、眼瞼の裏側と眼球前方の強膜とを結ぶように覆って組織を保護している薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。
- 3. 涙液分泌がほとんどない睡眠中や、涙液の働きが悪くなったときには、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。
- 4. 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなるが、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。
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正解:1
【正解】1番
1. 誤り。網膜に「焦点」を結ぶのではなく、「像」を結ぶのが正しい。
2. 記述の通り。
3. 記述の通り。
4. 記述の通り。
【要点】
光の通り道で網膜に結ばれるのは「焦点」ではなく「像」です。この細かな言い回しの違いによるひっかけ問題に注意しましょう。
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 中耳とは、外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
b 蝸牛は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられる。
c 外耳道を伝わってきた音は、鼓膜を振動させ、鼓室の内部では、互いに連結した微細な2つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、内耳へ伝導する。
d 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:5
【正解】5番a:記述の通り。
b:誤り。説明が逆です。正しくは、水平・垂直方向の加速度は「前庭(耳石器官)」、体の回転や傾きは「半規管」が感知する。
c:誤り。耳小骨は「2つ」ではなく「3つ(ツチボタ・キヌタ骨・アブミ骨)」が連動して振動を増幅する。
d:記述の通り。
【要点】
耳の構造に関する問題は、耳小骨の数(3つ)や平衡感覚を司る器官(半規管と耳石器官)の役割の入れ替えが定番のひっかけポイントです。正確に暗記しておきましょう。
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(フィブリン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。
b メラニン色素は、表皮の最上層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c 皮下脂肪層は、外気の熱や寒さから体を守るとともに、衝撃から体を保護するほか、脂質としてエネルギー源を蓄える機能がある。
d 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺(体臭腺)と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:2
【正解】2番
a 誤:「フィブリン」ではなく「ケラチン」です。また、セラミドは「リン脂質」ではなく「スフィンゴ脂質(脂質の一種)」の一種です。
b 誤:メラニン産生細胞(メラノサイト)があるのは表皮の最上層ではなく「最下層(基底層)」です。
c 正:記述の通り。皮下脂肪層は断熱・緩衝作用およびエネルギー貯蔵の役割を持ちます。
d 正:記述の通り。アポクリン腺は毛根部(毛包)に開口し、エクリン腺は全身(毛根がない場所も含む)に分布します。
【要点】
成分名(フィブリン→ケラチン)や細胞の位置(最上層→最下層)を入れ替える定番のひっかけに注意しましょう。アポクリン腺とエクリン腺の分布の違いも頻出です。
骨格系及び筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨は体の器官のうち最も硬い組織の一つで、その基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。
b 骨組織を構成する無機質は、骨に硬さを与え、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨の強靭さを保つ。
c 筋組織は、筋細胞(筋繊維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
d 骨格筋は、横紋筋とも呼ばれ、収縮力が強く、自分の意識どおりに動かすことができる随意筋であるため、疲労しにくく、長時間の動作が容易である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:1
【正解】1番
a 正:記述の通り。
b 正:記述の通り。
c 正:記述の通り。
d 誤:骨格筋は収縮力が強く随意筋ですが、疲労しやすい(長時間の動作が容易ではない)という特徴があります。
【要点】
骨格筋は「随意筋で自分の意思通りに動かせるが、疲労しやすい」という特徴が試験の頻出ひっかけポイントです。心筋や平滑筋(不随意筋)との違いを整理しておきましょう。
脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。
b 末梢神経系は、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。
c 脳は脊髄と、延髄(後頭部と頸部の境目あたりに位置する)でつながっており、延髄には心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
d 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 正 正 正 誤
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:3
【正解】3番
a 記述の通り。
b 記述の通り。
c 記述の通り。
d 誤り。交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は「アドレナリン」ではなく「ノルアドレナリン」である。
【要点】
自律神経の伝達物質は頻出!副交感神経は「アセチルコリン」、交感神経の節後線維は「ノルアドレナリン」です(副腎髄質から分泌されるのはアドレナリン)。
次の医薬品の剤形と、その特徴との関係のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
【剤形】
【特徴】
a 経口液剤 ― 液状の剤形のうち、内服用の剤形である。
固形製剤よりも飲み込みやすく、また、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
b チュアブル錠 ― 薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。
c スプレー剤 ― 有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形である。
手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。
d クリーム剤 ― 外用局所に適用する剤形であり、外用液剤に比べて患部が乾きやすいという特徴がある。
- 1. a,b
- 2. a,c
- 3. b,c
- 4. b,d
- 5. c,d
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正解:2
【正解】2番
a 記述の通り。
b 誤り。「口の中で舐めて溶かす」のはドロップ剤やトローチ剤の説明であり、チュアブル錠は「噛み砕いて」服用する剤形である。
c 記述の通り。
d 誤り。クリーム剤は水分と油分が混ざったエマルション状のため、外用液剤やローション剤に比べて「患部がしっとりする(乾きにくい)」という特徴がある。
【要点】
剤形の特徴に関する問題は、他の剤形の説明と入れ替える定番のひっかけパターンに注意しましょう。「チュアブル=噛む」「クリーム=保湿(乾きにくい)」のイメージが鉄則です。
薬が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものがほとんどであるため、アレルギー性の副作用は適用部位にのみ現れる。
b 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、一般に、消化管からの吸収は、濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
c 坐剤の有効成分は、直腸の粘膜下に豊富に分布する動脈から容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れる。
d アレルギー反応は微量の抗原でも生じるため、点眼薬や含嗽薬(うがい薬)等でもショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性副作用を生じることがある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 正 誤
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:1
【正解】1番
a 誤り:局所的な効果を目的とする医薬品であっても、有効成分が血中に入り全身をめぐるため、アレルギー性の副作用は全身(適用部位以外)にも現れることがある。
b 正しい:記述の通り。
c 誤り:直腸の粘膜下に豊富に分布するのは「静脈(門脈系および下大静脈系)」であり、動脈ではない。
d 正しい:記述の通り。
【要点】
「局所用の薬だから全身には影響しない」という思い込みがよくあるひっかけパターンです。アレルギー反応は局所適用であっても全身性に起こり得る点に注意しましょう。
重篤な皮膚粘膜障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態をいう。
b 皮膚粘膜眼症候群の発生頻度は、人口100万人当たり年間1~6人と報告されており、発生機序の詳細は不明である。
c 中毒性表皮壊死融解症は、38℃以上の高熱を伴って広範囲の皮膚に発赤が生じ、全身の10%以上に火傷様の水疱等が認められ、かつ、口唇の発赤・びらん等の症状を伴う病態をいう。
d 中毒性表皮壊死融解症の発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4~1.2人と報告されており、発生機序の詳細は不明である。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 正 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 正 正
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正解:2
【正解】2番
a 記述の通り。
b 記述の通り。
c 記述の通り。(※なお、中毒性表皮壊死融解症は全身の10%ではなく「30%以上」とするテキストもありますが、厚生労働省の手引きの記載に基づき本問は正しい記述となります)
d 記述の通り。
【要点】
重篤な皮膚粘膜障害(皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症)に関する数値や症状の定義は試験に出やすいため、高熱(38℃以上)や発生頻度の数字を正確に押さえましょう。
偽アルドステロン症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われることによって生じる病態である。
b 主な症状に、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、倦怠感、喉の渇き等がある。
c 低身長、低体重など体表面積が小さい者ほど生じにくく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
d 偽アルドステロン症が疑われる症状に気付いても、原因と考えられる医薬品の使用を中止せず、医師の診療を受けることが重要である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:体から塩分(ナトリウム)と水が貯留し、カリウムが失われる(低カリウム血症)ことによって生じる病態である。
b 記述の通り。
c 誤り:体表面積が小さい者ほど生じやすく、長期服用だけでなく短期間の服用でも生じることがある。
d 誤り:偽アルドステロン症が疑われる症状に気付いたら、直ちに原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるべきである。
【要点】
「塩分・水分の貯留」と「カリウムの排泄(喪失)」の逆転現象に注意!また、症状が出たら「すぐに使用を中止して受診」が鉄則です。
精神神経系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 無菌性髄膜炎とは、髄膜炎のうち、髄液に細菌が検出されないものをいい、大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。
c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であるため、重篤な後遺症が残ることはない。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感(体がふわふわと宙に浮いたような感じ)、不安定感(体がぐらぐらする感じ)等が生じることがある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
a 正しい。精神神経症状は、大量服用や長期連用だけでなく、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 正しい。記述の通り。
c 誤り。早期に原因医薬品を中止すれば予後は比較的良好だが、重篤な後遺症が残ることが「ある」。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
無菌性髄膜炎などの重篤な副作用は、適切な使用であっても起こり得ます。「後遺症が残ることはない」といった断定的な表現(絶対語)は誤りであるケースが多いため、疑ってかかるのが合格のコツです。
消化器系に現れる副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 消化性潰瘍は、胃やS状結腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。
- 2. 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
- 3. イレウス様症状(腸閉塞様症状)が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈したり、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
- 4. 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
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正解:1
【正解】1番
1. 誤り:消化性潰瘍ができるのは「胃や十二指腸」であり、「S状結腸」は誤り。
2. 正しい記述の通り。自覚症状が乏しく、貧血や吐血・下血等で初めて気づかれることもある。
3. 正しい記述の通り。イレウス様症状の悪化により、腸内容物の通過障害や嘔吐が起きて脱水症状等を招くことがある。
4. 正しい記述の通り。浣腸剤や坐剤の使用により、肛門部の熱感や異物感などの一過性の副作用が現れることがある。
【要点】
消化性潰瘍の好発部位は「胃や十二指腸」です。「大腸(S状結腸など)」とすり替えるひっかけ問題が頻出するため、臓器名を正確に覚えましょう。
薬疹に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、医薬品を使用した直後に起きることが多く、長期使用後に現れることはない。
b あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々であるが、皮膚以外に症状が現れることはない。
c 薬疹による痒み等の症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。
d アレルギー体質の人や以前に薬疹を起こしたことのある人で生じやすいが、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 正 誤 誤 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:医薬品を使用した直後に起きるとは限らず、使用開始からかなり時間が経ってから(長期使用後など)現れることもあります。
b 誤り:皮膚だけでなく、粘膜(口唇や目の結膜など)にも症状が現れることがあります。
c 正しい:記述の通り。
d 正しい:記述の通り。
【要点】
薬疹は「いつでも・どんな薬でも・誰にでも」起こり得ます。「皮膚以外(粘膜)にも出る」「使用後しばらく経ってから出る」点が頻出のひっかけポイントです。
副作用情報等の収集と報告に関する以下の記述について、( )の中に入るべき字句の正しい組み合わせはどれか。
登録販売者は、医薬品の副作用等を知った場合において、( a )の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を( b )に報告しなければならないとされており、実務上は決められた形式に従い報告書を( c )に提出することとなる。
- 1. 保健衛生上 総務大臣 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
- 2. 保健衛生上 厚生労働大臣 都道府県
- 3. 公衆衛生上 総務大臣 都道府県
- 4. 保健衛生上 厚生労働大臣 独立行政法人医薬品医療機器総合機構
- 5. 公衆衛生上総務大臣独立行政法人医薬品医療機器総合機構薬事に関する法規と制度
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正解:4
【正解】4番(a)「保健衛生上」:記述の通り。(「公衆衛生上」ではない点に注意)
(b)「厚生労働大臣」:法的な報告先は「厚生労働大臣」。(「総務大臣」や「都道府県」ではない)
(c)「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」:実務上の提出先はPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)。
【要点】
登録販売者を含む医薬品の販売従事者が副作用等を知った場合の報告先は、法律上の規定が「厚生労働大臣」、実務上の窓口(提出先)が「PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)」となる点が頻出のひっかけポイントです。
消化管に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 胃の内壁にある胃腺からは、塩酸(胃酸)やペプシノーゲンなどが分泌される。
b 胃粘液に含まれる成分は、小腸におけるビタミンB12の吸収に重要な役割を果たしている。
c 小腸のうち十二指腸に続く部分の、概ね上部40%が回腸、残り約60%が空腸である。
d 大腸の粘膜は、 絨 毛で覆われてビロード状になっている。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 誤り。空腸が上部で、回腸が残り約60%(下部)である(名称が逆)。
d 誤り。絨毛があるのは小腸であり、大腸の粘膜には絨毛はない。
【要点】
小腸(空腸・回腸の順序、絨毛の存在)と大腸(絨毛がない)の構造や役割の入れ替え問題は頻出なので確実に押さえましょう。
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 膵臓は、弱酸性の膵液を十二指腸へ分泌する。
b 胆嚢は、胆汁を産生して蓄える器官である。
c 摂取されたアルコールは、胃や小腸で吸収され、肝臓へと運ばれてアセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
d アミノ酸が分解された場合等に生成するアンモニアは、肝臓において尿素へと代謝される。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 誤 誤 正
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:5
【正解】5番
a 誤:膵液は弱酸性ではなく、「弱アルカリ性」である。(胃酸を中和するため)
b 誤:胆汁を産生するのは「肝臓」であり、胆嚢はそれを蓄えて濃縮する器官である。
c 正:記述の通り。アルコール代謝の基本経路(胃・小腸→肝臓→アセトアルデヒド→酢酸)に関する正しい記述。
d 正:記述の通り。肝臓の解毒作用により、有害なアンモニアが無毒な尿素へと代謝される。
【要点】
「膵液=弱アルカリ性」「胆汁の産生=肝臓、貯蔵=胆嚢」は、試験で最も狙われる定番のひっかけポイント!臓器の「産生」と「分泌・貯蔵」の役割を取り違えないように注意しましょう。
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 呼吸器系は鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、そのうち、鼻腔から咽頭・喉頭までの部分を上気道という。
b 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
c 喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は、線毛上皮で覆われている。
d 肺の筋組織が拡張・収縮することで、呼吸運動が行われている。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 正 正 誤
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:3
【正解】3番a:記述の通り。鼻腔から咽頭・喉頭までを「上気道」、気管から肺までを「下気道」と呼びます。
b:記述の通り。鼻汁に含まれるリゾチームには殺菌・溶菌作用があり、病原体の侵入を防ぐ気道の防御機構として働きます。
c:記述の通り。線毛の働きによって、吸気に含まれる塵埃などの異物が咽頭側へ押し上げられます。
d:誤り。肺自体には筋組織がないため、肺を取り囲む「呼吸筋(肋間筋や横隔膜)」が収縮・拡張して呼吸運動を行います。
【要点】
肺自体には筋組織がないため、自力で伸縮することはできません。呼吸運動は「呼吸筋」の働きによるものという点を必ず押さえましょう!
血液に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 血液の粘 稠 性は、主として血 漿 の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。
b 赤血球は中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、血液全体の約40%を占める。
c アルブミンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出する性質がある。
d 健常人の血液において、白血球のなかでリンパ球が最も数が多い。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:3
【正解】3番a:誤り。血中脂質量(コレステロールや中性脂肪など)も血液の粘稠性(ドロドロさ)に影響を与えるため、「影響を与えない」という記述は誤り。
b:記述の通り。
c:誤り。酸素と結合して運搬するのはアルブミンではなく「ヘモグロビン(赤血球)」である。アルブミンは血漿タンパク質の一種で浸透圧の維持等に関わる。
d:誤り。健常人の白血球の中で最も数が多いのは「好中球」である(リンパ球は2番目)。
【要点】
血液の粘稠性は水分量・血球だけでなく血中脂質も影響します。また、酸素を運ぶのはヘモグロビン、白血球の数最多は好中球という頻出の定番知識を確実に押さえましょう!
脾臓及びリンパ系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 脾臓は、胃の後方の右下腹部に位置する。
b 脾臓は、古くなった赤血球を濾し取って処理したり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫応答に関与する。
c リンパ管には逆流防止のための弁がある。
d リンパ管は互いに合流して次第に太くなり、最終的に門脈に合流する。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 誤 誤 誤 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
a 誤り:「胃の後方の右下腹部」ではなく、「胃の後方の左上腹部」に位置する。
b 記述の通り。
c 記述の通り。
d 誤り:リンパ管は最終的に「門脈」ではなく「静脈(鎖骨下静脈)」に合流する。
【要点】
脾臓の位置(左上腹部)と、リンパ管の最終的な合流先(静脈)は、試験で頻出のひっかけポイントなので確実に覚えましょう。
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 左右の腎臓と膀胱は、尿管でつながっている。
b 尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。
c 尿の排泄において、膀胱の出口にある排尿筋が緩むと、同時に膀胱壁の膀胱括約筋が収縮し、尿が尿道へと押し出される。
d 男性では、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番a:正しい記述。左右の腎臓で作られた尿は、尿管を通って膀胱に送られ、ここで一時的に貯留されます。
b:正しい記述。健康な人の尿には細菌等の微生物は存在しません(無菌)。
c:誤り。排尿時は「排尿筋が収縮」し、同時に「膀胱括約筋が緩む」ことで、尿が尿道へ押し出されます(筋肉の働きが逆)。
d:正しい記述。男性特有の前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、排尿困難などの症状が現れることがあります。
【要点】
排尿時の筋肉の働き(排尿筋の収縮 & 膀胱括約筋の弛緩)は試験の超定番ひっかけポイントです。逆の組み合わせに注意しましょう!
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 目を使う作業を続けると、眼筋の疲労のほか、遠近の焦点調節を行っている硝子体の疲労などが起こる。
b 雪眼炎は、眼球が紫外線を含む光に長時間曝されることにより、網膜の上皮が損傷を起こした状態である。
c 視細胞が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であるため、不足すると夜間視力の低下が生じる。
d 睡眠中は涙液分泌が多いため、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 正 正 誤 正
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正解:4
【正解】4番
a 誤り:「硝子体」ではなく、遠近の焦点調節を行っているのは「毛様体」です。硝子体は眼球の中身(ゼリー状の組織)で調節はしません。
b 誤り:紫外線による障害は「網膜」ではなく「結膜や角膜(眼球の表面)」の上皮が損傷を起こした状態です。
c 正しい:記述の通り。ビタミンAは視細胞の光受容物質(ロドプシン)の構成成分であり、不足すると夜盲症(夜間視力の低下)につながります。
d 誤り:睡眠中は涙液分泌が「少なく(低下)」なるため、乾燥を防ぐために粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となります。
【要点】
「毛様体(調節機能)」と「硝子体」、「角膜・結膜」と「網膜」など、目に関する器官の名称と働きを入れ替えるひっかけ問題に注意しましょう。睡眠中の涙液分泌は低下します。
鼻及び耳に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 鼻腔の粘膜に炎症を起こして腫れた状態を鼻炎といい、鼻汁過多や鼻閉(鼻づまり)などの症状を生じる。
b 副鼻腔に入った 埃 等の粒子は、粘液に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
c 耳垢(耳あか)は、内耳にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、 埃 や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。
d 乗物酔いは、鼓室で感知する平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:1
【正解】1番
a 記述の通り。
b 記述の通り。
c 誤り:「内耳」ではなく「外耳道」にある耳垢腺からの分泌物である。
d 誤り:「鼓室」ではなく「内耳(前庭や三半規管)」で平衡感覚を感知する。
【要点】
耳垢腺や皮脂腺があるのは「外耳道」、平衡感覚を感知するのは「内耳」という器官の基本ポジションを狙う定番のひっかけ問題です。部位の置き換えに注意しましょう!
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 外皮系とは、皮膚、汗腺等の皮膚腺、爪等の角質の総称である。
b 皮膚のバリア機能を担っている角質層は、セラミドでできた角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
c 立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」)が生じる。
d メラニン色素は、真皮の最下層にあるメラニン産生細胞で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。記述の通り。
b 誤り。「セラミドでできた角質細胞」と「ケラチンを主成分とする細胞間脂質」の成分が逆です(正しくは、ケラチンを主成分とする角質細胞と、セラミド等でできた細胞間脂質)。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り。メラニン色素が産生されるのは真皮ではなく「表皮の最下層(基底層)」です。
【要点】
皮膚の構造に関する問題では、細胞と脂質の成分の入れ替えや、表皮と真皮の位置関係を変える「典型的なひっかけ」に注意しましょう。
筋組織に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。
( a )は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見える横紋筋であり、随意筋である。
一方、( b )系に支配されている( c )は、血管壁や膀胱等に分布する意識的にコントロールできない筋で、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。
- 1. 平滑筋 自律神経 心筋
- 2. 骨格筋 自律神経 平滑筋
- 3. 骨格筋 体性神経 心筋
- 4. 心筋 体性神経 骨格筋
- 5. 心筋 自律神経 平滑筋
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正解:2
【正解】2番(a)記述の通り。骨格筋は顕微鏡で横縞模様が見える横紋筋であり、自分の意思で動かせる(随意筋)です。
(b)記述の通り。血管壁や膀胱などの内臓に分布する筋は、自分の意思とは無関係に働く「自律神経系」に支配されています。
(c)誤り。「心筋」ではなく「平滑筋」です。心筋は横紋筋ですが、血管壁等にあるのは横縞のない平滑筋です。
【要点】
「骨格筋=横紋筋・随意筋」「心筋=横紋筋・不随意筋」「平滑筋=平滑筋(無紋)·不随意筋」の分類を確実に覚えましょう。「自律神経か体性神経か」の組み合わせも頻出です。
脳や神経系の働きに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 視床下部は、自律神経系、ホルモン分泌等の様々な調節機能を担っている。
b 脳の血管は、末梢の血管に比べて物質の透過に関する選択性が低く、タンパク質などの大分子やイオン化した物質は、血液中から脳の組織へ移行しやすい。
c 脳は脊髄と、延髄でつながっており、脊髄には、心臓中枢や呼吸中枢等がある。
d 末梢神経系は、体性神経系と自律神経系に分類される。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:4
【正解】4番
a 正しい記述の通り。
b 誤り。「透過に関する選択性が低い」ではなく「高い(血液脳関門)」ため、タンパク質などの大分子やイオン化した物質は移行しにくい。
c 誤り。心臓中枢や呼吸中枢等があるのは脊髄ではなく「延髄」。
d 正しい記述の通り。
【要点】
脳の血管には物質が移行しにくい仕組み(血液脳関門)があり、延髄と脊髄の働き(呼吸中枢や心臓中枢の位置)は試験の超定番ひっかけポイントなので確実に押さえましょう!
薬が働く仕組みに関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 全身作用を目的とする医薬品では、その有効成分が吸収されて、循環血液中に移行することが不可欠である。
b 有効成分が吸収されるにつれて、その血中濃度は上昇し、ある最小有効濃度(閾値)を超えたときに生体の反応としての薬効が現れる。
c 有効成分の血中濃度は、ある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は低下していくが、これは代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためである。
d 舌下錠は、有効成分を舌下で溶解させる剤形で、薬効を期待する部位は口の中や喉である。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 正 誤 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 正
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。全身作用を目的とする医薬品は、有効成分が血中に移行して全身をめぐる必要があるため、吸収が不可欠である。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。ピーク以降は、代謝・排泄される速度が吸収・分布を上回るため血中濃度は低下する。
d 誤り。舌下錠は口腔内の粘膜から吸収されて「全身作用」を目的とするものであり、口の中や喉の局所作用を目的とするものではない。
【要点】
舌下錠は局所作用ではなく「全身作用」を目的とする剤形である点が頻出のひっかけポイント。各剤形の作用目的と投与経路を確実にリンクさせましょう。
薬の代謝、排泄に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。
b 血 漿 タンパク質と結合した有効成分は、腎臓で濾過されないため、長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。
c 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。
d 有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 誤 正 誤 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:3
【正解】3番
a 誤:消化管で吸収された有効成分は、リンパ管ではなく「門脈」を経由して肝臓を通過する。
b 正:記述の通り。血漿タンパク質と結合した成分は腎臓で濾過されないため、作用が持続する。
c 正:記述の通り。肝初回通過効果により、全身循環に移行する有効成分の量は減少する。
d 誤:肺から呼気中へ排出されることもある(例:アルコールや全身麻酔ガスなど)。
【要点】
「リンパ管ではなく門脈」「肺からの排泄もある」という定番のひっかけに注意しましょう。肝初回通過効果と血漿タンパク質の性質は試験頻出の重要ポイントです。
医薬品の剤形及びその一般的な特徴に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 口腔内崩壊錠は、適切な量の水とともに服用する必要がある剤形のため、水分摂取が制限されている患者には適さない。
b トローチ剤は、口の中で噛み砕いて服用する。
c 経口液剤は、服用後、固形製剤よりも比較的速やかに消化管から吸収されるため、有効成分の血中濃度が上昇しやすい。
d 軟膏剤は、油性基剤に水分を加えたもので、皮膚への刺激が強く、傷等への使用を避ける必要がある。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:「水なしで服用できる」のが口腔内崩壊錠の特徴であり、水分摂取制限のある患者にも適しています。
b 誤り:トローチ剤は、口中でゆっくり溶かして(舐めて)有効成分を作用させるものであり、噛み砕いてはいけません。
c 正しい:記述の通り。
d 誤り:軟膏剤は油性基剤を主としており水分を含まないため(水分を含むのはクリーム剤)、皮膚への刺激が少なく傷口にも使用できます。
【要点】
「口腔内崩壊錠=水なしでOK」「トローチ剤=噛まずに舐める」「軟膏=水分を含まず低刺激」という頻出の3大ひっかけパターンを確実に押さえましょう。
点眼薬又は点鼻薬を使用する上での注意事項に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 点眼薬により、ショック(アナフィラキシー)等のアレルギー性の副作用を生じることがある。
b 点眼薬は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して起こる副作用を軽減するためには、点眼後に目頭の鼻涙管の部分を押さえることが有効である。
c 点鼻後に鼻腔粘膜で吸収された点鼻薬の有効成分は、初めに肝臓で代謝を受けて全身に分布する。
d 一般用医薬品に分類される点鼻薬には、全身作用を目的とするものもある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
a 正しい。点眼薬であっても、ショック(アナフィラキシー)等の重篤なアレルギー性副作用を生じることがあります。
b 正しい。点眼後の目頭を押さえることで、鼻涙管からの移行を防ぎ、眼以外の部位で起こる副作用を軽減できます。
c 誤り。「初めに肝臓で代謝を受け」ではなく、鼻腔粘膜から吸収された成分は直接血中に入り、肝臓の初回通過効果を受けずに全身に分布します。
d 誤り。一般用医薬品の点鼻薬は、鼻づまりや鼻水などの「局所作用」を目的とするものがほとんどであり、全身作用を目的とするものはありません。
【要点】
点鼻薬や点眼薬は局所への使用が基本ですが、体内に移行してショック等の全身性の副作用を起こすリスクがある点、また鼻粘膜から吸収された成分は肝臓の初回通過効果を受けずに全身へ回る点が頻出の重要ポイントです。
医薬品の副作用として現れる皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)及び中毒性表皮壊死融解症に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a どちらも典型的な症状として、38℃以上の高熱、目の充血、口唇のただれ、喉の痛み、広範囲の皮膚の発赤等が現れる。
b 皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが、中毒性表皮壊死融解症の進展型とみられる。
c どちらも原因医薬品の使用開始後、2週間以内で発症することは少なく、1か月以上経過してから発症することが多い。
d どちらも発症機序の詳細は不明である。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:5
【正解】5番a:記述の通り。
b:誤り。中毒性表皮壊死融解症の症例の多くが、皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられる(前後が逆)。
c:誤り。どちらも原因医薬品の使用開始後、2週間以内で発症することが多い(1か月以上ではない)。
d:記述の通り。
【要点】
皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、症状や発症機序は似ていますが、「発症は使用開始後2週間以内が多い」「軽症から重症への進展順序(SJS→TEN)」という頻出の数字・関係性を確実に押さえましょう。
医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることによって生じる病態である。
b 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していることが特徴である。
c 主な症状として、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、喉の渇き、吐きけ・嘔吐等がある。
d 複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:体内に貯留するのは「塩分(ナトリウム)と水」であり、失われるのは「カリウム」である(真逆の記述)。
b 誤り:アルドステロンの分泌は「増加」ではなく、むしろ「低下(抑制)」しているにもかかわらず、同様の症状が起きるのが特徴。
c 正しい。記述の通り。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
偽アルドステロン症は、甘草(カンゾウ)等に含まれる成分の作用により、体内にナトリウムと水が貯留しカリウムが排出されることで、血圧上昇や手足の脱力等を引き起こす重要副作用です。分泌量が増えるわけではない点に注意しましょう。
消化器系及び呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a 消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れることがある。
b イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人の発症リスクが高い。
c 間質性肺炎は、一般的に、原因となる医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)のうちに起きることが多い。
d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
- 1. 誤 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 誤
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:4
【正解】4番
a 正しい記述。消化性潰瘍による消化管出血で血液が酸化されると、タール状の黒色便が現れることがあります。
b 誤り。イレウス様症状のリスクが高いのは、普段から「下痢傾向」ではなく「便秘傾向」のある人です。
c 誤り。間質性肺炎は使用開始後「1時間以内」ではなく、通常「1〜2週間程度」で起きることが多いです。
d 誤り。原因成分が体内から消失すれば、通常、症状は「寛解(快方に向かう)」します。
【要点】
イレウス様症状のハイリスク者は「便秘傾向」、間質性肺炎の発症時期は「1〜2週間程度」が頻出のひっかけポイントです。
循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓が送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
b 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。
c 不整脈の種類によっては失神することもあり、その場合には自動体外式除細動器(AED)の使用を考慮する。
d 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
- 1. 正 正 正 正
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
すべての記述が正しい定番問題です。循環器系疾患の既往がある人は、アドレナリン作動成分など心臓や血管に負担をかける医薬品の使用に特に注意が必要です。
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
a アレルギー性皮膚炎は、医薬品が接触した皮膚の部位にのみ生じる。
b 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。
c 医薬品を使用した後に発疹・発赤等が現れた場合は、薬疹の可能性を考慮し、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止する。
d 接触性皮膚炎は、外用薬の副作用で生じることはない。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 誤:アレルギー性皮膚炎は接触部位以外(全身)に症状が広がることもある。(「のみ生じる」が誤り)
b 正:記述の通り。光線過敏症は接触部位以外へ拡大し、重篤化することがある。
c 正:記述の通り。発疹・発赤等が見られたら薬疹を疑い、直ちに原因医薬品の使用を中止する。
d 誤:接触性皮膚炎は外用薬(軟膏やパップ剤など)の副作用によっても生じる。
【要点】
「接触性皮膚炎=外用薬でおきるのは当然」「アレルギー性皮膚炎=全身に広がることもある」という点に注意。アレルギーと接触性の違いがひっかけの定番です。
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある喉頭蓋が反射的に開くことにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。
b 食道から送られてきた内容物が小腸へ送り出されるまでの胃内の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。
c 小腸において、炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。
d 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に 絨 毛がある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 誤り:喉頭蓋が反射的に「開く」のではなく「閉じる」ことで、気管への誤嚥を防ぎます。
b 誤り:胃内の滞留時間は、炭水化物主体の食品が「短く」、脂質分の多い食品の方が「長い」です。
c 正しい:記述の通り。
d 誤り:大腸の内壁粘膜に「絨毛」は「ない」(絨毛があるのは小腸です)。
【要点】
「喉頭蓋の開閉」「胃の滞留時間(脂質は長い)」「小腸と大腸の構造(絨毛の有無)」は頻出のひっかけポイントです!知識の混同に注意しましょう。
肝臓及び胆嚢に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
b 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6、B12等は貯蔵することができない。
c 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のグロブリンが分解された老廃物である。
d 肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができない。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:3
【正解】3番a:記述の通り。
b:水溶性ビタミン(ビタミンB6、B12等)も肝臓に貯蔵することができるため誤り。
c:ビリルビンは、赤血球中の「ヘモグロビン(血色素)」が分解された老廃物であるため誤り(グロブリンはタンパク質成分)。
d:肝臓では、体内で合成できない必須アミノ酸以外の「非必須アミノ酸」を生合成することができるため誤り。
【要点】
肝臓は水溶性ビタミンも含めて多くの栄養素を貯蔵でき、アミノ酸の生合成(非必須アミノ酸)も行います。また、ビリルビンの元となるのはヘモグロビンという頻出のひっかけポイントに注意しましょう。
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 肺胞は、毛細血管と間質を取り囲み支持している組織である。
b 鼻腔の内壁に多く分布している粘液分泌腺から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
c 肺自体に肺を動かす筋組織があり、それらが弛緩・収縮することによって呼吸運動が行われている。
d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 誤 正 誤 誤
- 3. 誤 誤 正 誤
- 4. 誤 誤 誤 正
- 5. 誤 誤 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
a 誤:「肺胞が毛細血管と間質を取り囲み支持している」のではなく、「間質が肺胞や毛細血管を取り囲み支持している」のが正しい。
b 正:記述の通り。鼻汁に含まれるリゾチームなどの酵素や成分が、気道の防御機構として働きます。
c 誤:肺自体には肺を動かす筋組織はなく、横隔膜や肋間筋が収縮・弛緩することで呼吸運動が行われます。
d 誤:酸素が血液中に取り込まれ、二酸化炭素が肺胞気中に排出される(ガス交換の向きが逆)。
【要点】
肺自体には筋肉がなく、周囲の筋肉(横隔膜・肋間筋)で受動的に動いています。また、ガス交換の方向(酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する)のひっかけに注意しましょう。
循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
b 心臓が収縮したときの血圧を最小血圧、弛緩したときの血圧を最大血圧という。
c 四肢を通る静脈では、血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる。
d 脾臓は、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理する働きがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:「左側部分」は肺ではなく「全身」へ、「右側部分」が「肺」へ血液を送り出す。
b 誤り:心臓が収縮したときは「最大血圧」、弛緩したときは「最小血圧」という。
c 正しい:記述の通り。
d 誤り:背骨の左右両側にある空豆状の臓器は「腎臓」であり、「脾臓」は胃の裏側にある。
【要点】
心臓の左右のポンプの役割、血圧の最大・最小の定義、そして腎臓と脾臓の臓器の混同を狙ったひっかけ問題に注意しましょう。
血液及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. 標高の高い土地での生活や重度の喫煙など、酸素が少ない環境で長期間過ごすと、血液中の赤血球の割合が減少する。
- 2. 血漿中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成し、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
- 3. 血液の粘稠性は、主として血中脂質量で決まり、血漿の水分量や赤血球の量はほとんど影響を与えない。
- 4. リンパ球は、血液中の白血球の中で最も数が多く、白血球の約60%を占め、血液のほかリンパ液にも分布して循環している。
- 5. リンパ液の流れは、主に平滑筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
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正解:2
【正解】2番
1. 誤り:赤血球の割合ではなく、酸素が少ない環境に適応するため、血液中の赤血球の数が「増加」する。
2. 正しい:記述の通り。血漿タンパク質の約60%を占めるアルブミンは、様々な成分と結合して運搬する役割がある。
3. 誤り:血中脂質量だけでなく、血漿の水分量や赤血球の量も血液の粘稠度(ドロドロさ)に大きな影響を与える。
4. 誤り:白血球の中で最も数が多く約60%を占めるのは「好中球」であり、リンパ球は約30%である。
5. 誤り:リンパ液の流れは、主に「骨格筋の収縮(運動など)」や周辺の動脈の拍動によるものであり、平滑筋の収縮ではない。
【要点】
アルブミンの運搬機能、白血球の割合(好中球が最多)、リンパ液を流す主力が骨格筋の収縮である点は、試験で頻出のひっかけポイントです。
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。
b 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
c 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体外への塩分とカリウムの排泄を抑制する作用がある。
d 男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:「再吸収」されるのは腎小体ではなく「細尿管」である。(腎小体は血液を濾過して原尿を作るところ)
b 記述の通り。
c 誤り:アルドステロンは「塩分の排泄を抑制(再吸収)」し、「カリウムの排泄を促進」する。
d 記述の通り。
【要点】
腎臓の「濾過(腎小体)」と「再吸収(細尿管)」の場所のひっかけ、およびアルドステロンの電解質調節作用(ナトリウム保持・カリウム排泄)が頻出ポイントです。
目に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。
b 結膜の充血では、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分がピンク味を帯びる。
c 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。
d 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなり、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血 漿 から涙液を産生する。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:5
【正解】5番
a 誤り:遠くを見る時は「扁平になり」、近くを見る時は「丸く厚みが増す」のが水晶体の働きです(記述は逆)。
b 誤り:結膜が充血すると、眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなり、白目の部分も含めてピンク味を帯びます。
c 正しい:記述の通り。角膜と水晶体の間は房水で満たされ、眼圧を保っています。
d 正しい:記述の通り。涙腺は上眼瞼の裏側にあり、血漿から涙液を産生します。
【要点】
「毛様体の収縮・弛緩と水晶体の厚みの変化(遠く=扁平、近く=厚い)」は試験の超頻出ひっかけポイントなので必ずセットで覚えましょう!
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 副鼻腔は、線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われている。
b 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
d 蝸牛は、渦巻き形をした平衡器官で、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 正 正
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:1
【正解】1番
a 正しい記述。副鼻腔は、線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われている。
b 正しい記述。鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布し粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
c 正しい記述。小さな子供では、耳管が太く短く水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
d 誤り。蝸牛は「平衡器官」ではなく「聴覚器官」である(平衡器官は前庭及び半規管)。
【要点】
耳の構造に関する問題では、「蝸牛(聴覚)」と「前庭・半規管(平衡感覚)」の役割の入れ替え頻出パターンに注意しましょう。
外皮系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
- 2. メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
- 3. 皮下組織は、線維芽細胞とその細胞で産生された線維性のタンパク質からなる結合組織の層で、皮膚の弾力と強さを与えている。
- 4. 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するアポクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するエクリン腺の二種類がある。
- 5. 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。
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正解:3
【正解】3番
1. 記述の通り。ヒトの皮膚表面の微生物(常在菌)は、他の病原微生物の増殖を抑える役割を果たしています。
2. 記述の通り。メラニン色素はメラノサイトで産生され、紫外線(太陽光)から体内組織を守る働きがあります。
3. 誤り。「線維芽細胞と~結合組織の層」という記述は、皮膚の「真皮」の説明です。皮下組織は主に皮下脂肪が蓄積する組織です。
4. 記述の通り。アポクリン腺は毛根部(わきのした等)に、エクリン腺(設問の続き)は毛根がないところにも広く分布します。
5. 記述の通り。角質層はケラチンを含んだ角質細胞とセラミド等の脂質で構成され、水分保持やバリア機能を担っています。
【要点】
「真皮」と「皮下組織」の構造・役割を入れ替えるひっかけ問題が頻出です。真皮は結合組織、皮下組織は脂肪組織(皮下脂肪)と区別して覚えましょう。
骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類され、このうち不随意筋は骨格筋と心筋である。
b 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
c 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
d 骨組織を構成する無機質は骨の強靭さを保ち、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨に硬さを与える。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. a、d
- 4. b、c
- 5. c、d
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正解:4
【正解】4番
a 誤り:不随意筋(自分の意思で動かせない筋肉)は平滑筋と心筋であり、骨格筋は自分の意思で動かせる「随意筋」である。
b 正しい:記述の通り。
c 正しい:記述の通り。
d 誤り:無機質が骨に「硬さ」を与え、有機質が骨の「強靭さ(しなやかさ)」を保つという組み合わせが逆である。
【要点】
骨の成分のひっかけ(無機質=硬さ、有機質=強靭さ)と、筋肉の種類(随意筋=骨格筋、不随意筋=平滑筋・心筋)は、試験で最も狙われやすい定番ポイントです!
脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。
b 脳は、延髄を介して脊髄とつながっており、延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
c 膀胱は、交感神経系が活発になると排尿筋の収縮が起こり、排尿が抑制される。
d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンである。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
a 誤り:体性神経系と自律神経系の説明が逆です。随意運動は「体性神経系」、無意識の生命維持は「自律神経系」が担います。
b 正しい:記述の通り。延髄には心臓中枢や呼吸中枢が存在し、生命維持に重要な役割を果たしています。
c 誤り:交感神経系が活発になると、排尿筋が「弛緩(ゆるむ)」し、膀胱の筋肉が緩んで排尿が抑制されます。
d 正しい:記述の通り。副交感神経の節後神経末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンです(交感神経の節後神経はノルアドレナリン)。
【要点】
神経系の分類や、自律神経(交感神経・副交感神経)の作用機序は試験の定番ひっかけポイントです。「名称と機能の逆転」に注意しましょう。
医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. 内服薬のほとんどは、その有効成分が主に胃で吸収されて循環血液中に移行する。
- 2. 一般用医薬品の点鼻薬は、鼻腔粘膜への局所作用を目的として用いられているが、全身性の副作用を生じることがある。
- 3. 内服薬の有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物の影響を受けることはない。
- 4. 坐剤は、直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものであるため、内服の場合よりも全身作用はゆっくり現れる。
- 5. 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)は、皮膚表面から循環血液中に移行する量が少ないため、適用部位以外にアレルギー性の副作用が現れることはない。
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正解:2
【正解】2番
1. 誤り:内服薬のほとんどは、主に「小腸」で吸収されて循環血液中に移行する。(胃ではなく小腸がメイン)
2. 正しい記述の通り。点鼻薬の成分が鼻腔の毛細血管から吸収され、まれに全身性の副作用を起こすことがある。
3. 誤り:消化管内容物(食事や他の薬など)の存在によって、吸収量や吸収速度は「影響を受ける」。
4. 誤り:坐剤は直腸の豊かな血流から急速に吸収されるため、内服の場合よりも全身作用が「速く現れる」ことがある。
5. 誤り(途中切れだが不適):皮膚適用薬も成分によっては全身へ移行し、思わぬ全身性副作用を生じることがある。
【要点】
「薬の吸収といえば小腸」が基本!また、点鼻薬や坐剤、外用薬も局所だけでなく全身作用・副作用を起こし得る点に注意しましょう。
医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化したりする。
b 一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりし、医薬品の有効成分の血中濃度を高くすればするほど、比例関係にある薬効は限りなく増強される。
c 排泄とは、代謝によって生じた物質(代謝物)が体外へ排出されることであり、排出経路は尿中、汗中、母乳中に限られる。
d 腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が早まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 誤 誤
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 誤:「脂溶性」ではなく「水溶性」の物質に変化して体外へ排泄されやすくなります。
b 誤:薬効には限界があり、血中濃度を高くしすぎると薬効が増強するどころか、副作用のリスクが高まります。
c 誤:排出経路は尿、汗、母乳のほかに、便(糞便)や呼気などもあり、「限られる」とする記述は誤りです。
d 誤:腎機能が低下した人では排泄が「遅れる」ため、薬効や副作用が強く(長く)現れやすくなります。
【要点】
代謝物は「水溶性」にして尿等から排泄されます。また、腎機能低下時は薬の排泄が遅れ、副作用が出やすくなる点に注意しましょう。
医薬品の剤形とその特徴に関する組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。
剤形 特徴
a チュアブル錠 ―――― 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用することができる。
b 舌下錠 ――――――― 舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
c 外用液剤 ―――――― 軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい。
d 軟膏剤 ――――――― 油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合に用いられる。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 誤 誤 正 誤
- 4. 正 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り。「油性基剤に水分を加えたもの」はクリーム剤の説明。軟膏剤は水分を含まない油性基剤であるため、患部を水で洗い流しやすいという特徴はない。
【要点】
軟膏剤(油性基剤で水分なし・ベタつく)とクリーム剤(油性基剤に水分を加えたもの・洗い流しやすい)の違いは頻出のひっかけポイントなので確実に区別しよう。
医薬品の副作用として現れる全身的な症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対するアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。
)ことが特徴である。
b 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。
c 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多く、1ヶ月以上経ってから起こることはない。
d 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
- 1. 正 誤 誤 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:2
【正解】2番
a 正しい記述。ショック(アナフィラキシー)はアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やか(通常2時間以内)なのが特徴です。
b 正しい記述。皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱と、火傷様の水疱等の激しい症状が全身の皮膚や粘膜に短時間で現れます。
c 誤り。原因医薬品の使用開始後「2週間以内」に発症することが多いですが、「1ヶ月以上経ってから起こることはない」とは言い切れません(まれに1ヶ月以上経ってから発症することもあります)。
d 正しい記述。偽アルドステロン症は、甘草などを含む複数の医薬品の併用や、医薬品と食品との相互作用によっても起きることがあります。
【要点】
皮膚粘膜眼症候群などの重篤な皮膚障害は「2週間以内に多いが、1ヶ月以上経ってから起きないわけではない」というひっかけに注意しましょう。
医薬品の副作用として現れる精神神経系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。
c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
d 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 正 正 正 誤
- 3. 正 誤 誤 誤
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 正 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番
a 正しい。精神神経症状は不適正な使用に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。
b 正しい。眠気を催す医薬品の使用後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう注意が必要である。
c 誤り。無菌性髄膜炎は、原因となった医薬品を再び使用すると再び発症することがある(再発する)。
d 正しい。心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感等が生じることがある。
【要点】
無菌性髄膜炎は「一度発症しても原因薬を再投与すると再発する」という点が重要です。過去問で頻出のひっかけパターンなので確実に押さえましょう。
医薬品の副作用として現れる消化器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。
b イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。
c 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが低い。
d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛などの症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
a 正しい。記述の通り。
b 誤り。文言は「消化性潰瘍」の説明。「イレウス」とは腸内容物の通過が妨げられた状態のこと。
c 誤り。小児、高齢者、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが「高い」。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
イレウス(腸閉塞)の定義やリスク因子(便秘傾向の人など)が正しく理解できているかが問われる頻出問題です。「イレウス」と「消化性潰瘍」の定義の入れ替えに注意しましょう。
医薬品の副作用として現れる呼吸器系及び泌尿器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)の症状を主に呈するが、必ずしも発熱は伴わない。
b 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しない。
c 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状のほかに、一時的に尿が増えるという症状が現れることがある。
d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
- 1. 誤 正 正 正
- 2. 正 正 誤 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 誤 正 誤
- 5. 誤 誤 誤 正
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正解:4
【正解】4番
a 正しい。記述の通り。
b 誤り。多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけで改善する(ただし、症状に応じて医療機関を受診する必要がある)。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り。原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、通常は症状が寛解する。
【要点】
副作用による排尿困難や尿閉、喘息などの症状は、原因医薬品の「使用中止」や「成分の消失」により改善・寛解するのが原則です。「改善しない」とするひっかけ記述に注意しましょう。
医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。
b うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患のことである。
c 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
d 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 正 正 正
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正解:3
【正解】3番a:記述の通り。
b:誤り。「心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患」は不整脈の説明であり、うっ血性心不全とは「心臓のポンプ機能が低下し、全身に必要な血液を送り出せなくなる疾患」のこと。
c:記述の通り。
d:記述の通り。
【要点】
うっ血性心不全と不整脈の定義の入れ替え問題に注意!循環器系疾患の既往がある人は、医薬品の使用禁忌や慎重投与を確認することが極めて重要です。
医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。
b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがある。
c 高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。
d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。
- 1. 誤 正 誤 正
- 2. 誤 誤 正 誤
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 誤 正 正 正
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正解:1
【正解】1番
a 誤:「コリン作動成分」ではなく「抗コリン成分」が配合された医薬品によって、眼圧が上昇し緑内障の悪化を招くことがある。
b 正:記述の通り。
c 誤:高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して「不可逆的な視覚障害(失明含む)」に至ることがある。
d 正:記述の通り。
【要点】
緑内障発作を引き起こすのは「抗コリン成分」であり、放置すると失明のリスク(不可逆的)があるため、散瞳成分使用後の運転禁止と合わせて頻出の重要ポイントです。
口腔に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 唾液には、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質が含まれており、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用がある。
b 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
c 歯の齲蝕がエナメル質に達すると、神経が刺激されて、歯がしみたり痛みを感じるようになる。
d 舌には、咀嚼された飲食物を撹拌して唾液と混和させる働きがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 誤 正
- 4. 誤 誤 正 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 誤り。神経が刺激されて痛みを感じるのは、齲蝕が象牙質や歯髄に達した場合であり、エナメル質には神経が通っていないため痛みを感じない。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
歯の齲蝕において、一番外側の「エナメル質」には神経がないため初期段階では痛みを感じません。神経に達する深さ(象牙質・歯髄)になって初めて痛みが生じる点が頻出のひっかけポイントです。
肝臓に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 横隔膜の直下に位置する。
b 必須アミノ酸を生合成することができる。
c 水溶性ビタミンを貯蔵することはできない。
d 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。記述の通り。
b 誤り。必須アミノ酸は「体内で生合成できない」ため、食事から摂取する必要があります。
c 誤り。肝臓は脂溶性ビタミンだけでなく、水溶性ビタミン(ビタミンB12など)も貯蔵します。
d 正しい。記述の通り。
【要点】
必須アミノ酸は「合成できない(必須だからこそ食事から摂る)」という鉄則と、肝臓はビタミン(脂溶性も水溶性も)を貯蔵する臓器である点を確実に押さえましょう。
呼吸器系に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
- 2. 吸い込まれた粉塵等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られ、線毛運動による粘液層の連続した流れによって気道内部から咽頭へ向けて排出される。
- 3. 咽頭は、軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
- 4. 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。午後
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正解:3
【正解】3番
1. 記述の通り。鼻汁や涙液に含まれるリゾチームは、細菌の細胞壁を溶かす働きがあり、防御機構の一つです。
2. 記述の通り。気道粘膜の粘液にからめ取られた異物は、線毛運動によって咽頭部へと押し上げられ、体外に排除されます。
3. 誤り。「軟骨に囲まれた円筒状の器官で、のどぼとけがある」のは「咽頭」ではなく「喉頭(こうとう)」です。(咽頭は鼻腔の奥から食道へと続く通路)
4. 記述の通り。肺自体には筋組織がないため、横隔膜や肋間筋の動きによって胸郭の容積が変わり、受動的に伸縮します。
【要点】
「咽頭(いんとう)」と「喉頭(こうとう)」のひっかけ問題が頻出です。「のどぼとけ」「声帯」があるのは空気の通り道である喉頭であることを押さえましょう。
血液に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1. アルブミンは、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けやすくする。
- 2. 免疫グロブリンは、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
- 3. リンパ球は、白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つ。
- 4. 血小板は、中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素(ヘモグロビン)を含む。
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正解:2
【正解】2番
1. 誤り:アルブミンの働きに関する記述であり、正しい。「血液によって運ばれる」が途中で切れているが内容としては正しい(※ただし、本問の完全な正解は2番)。
2. 正しい:記述の通り。免疫グロブリン(抗体)は、特定の異物(抗原)と結合して無毒化する働きがある。
3. 誤り:白血球の中で最も大きく、強い食作用を持つのは「単球(マクロファージ)」である。リンパ球は抗体産生や免疫応答に関与する。
4. 誤り:「中央部がくぼんだ円盤状の細胞で、赤い血色素を含む」のは「赤血球」の説明である。血小板は血液凝固に関与する無色の細胞片。
【要点】
血液成分(赤血球・白血球・血小板・血漿タンパク質)の役割と特徴の入れ替え問題が頻出。それぞれの「主役の働き」を正確に覚えましょう。
腎臓及び副腎に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 腎臓に入る動脈は、細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった糸球体を形成する。
b 尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素など、血液中の老廃物が濾過される。
c 腎臓には、内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
d 副腎皮質では、アドレナリンとノルアドレナリンが産生・分泌される。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、d
- 4. c、d
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正解:2
【正解】2番
a 正しい記述。記述の通り。
b 誤り。老廃物が「濾過」されるのは糸球体であり、尿細管では濾過された液から必要な成分や水分の再吸収・分泌が行われる。
c 正しい記述。記述の通り。
d 誤り。アドレナリンとノルアドレナリンを産生・分泌するのは副腎髄質であり、副腎皮質からはステロイドホルモンが分泌される。
【要点】
「糸球体(濾過)と尿細管(再吸収)」の役割の違いや、「副腎皮質(ステロイドホルモン)と副腎髄質(アドレナリン等)」のホルモン分泌源の混同に注意しましょう。
目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
b ビタミンAが不足すると、夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
c 角膜と水晶体の間は、房水で満たされ、眼内に一定の圧を生じさせている。
d 遠近の焦点調節は、主に硝子体の厚みを変化させることによって行われている。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:3
【正解】3番
a 誤り:涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働き「がある」。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り:遠近の焦点調節は、主に「水晶体」の厚みを変化させることによって行われている(硝子体ではない)。
【要点】
「涙液=酸素・栄養の供給」「焦点調節=水晶体(硝子体ではない)」は試験の超定番!この2点を見抜ければ一発で正解できます。
鼻に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞を、においの元となる物質の分子が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。
b 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔という。
c 副鼻腔に入った埃等の粒子は、粘液に捉えられて、線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。
d 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 正 誤 誤 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 誤 正 誤 誤
- 5. 正 正 正 正
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正解:5
【正解】5番a:記述の通り。
b:記述の通り。
c:記述の通り。
d:記述の通り。
【要点】
すべての記述が正しい定番問題です。副鼻腔の構造や、鼻炎から副鼻腔炎(蓄膿症)へと移行するメカニズム(dの記述)は頻出なので確実に押さえましょう。
外皮系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 皮膚と皮膚腺、角質の総称である。
b メラニン色素は、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
c ヒトの皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しており、それら微生物の存在によって、皮膚の表面での病原菌の繁殖が抑えられている。
d 汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺の二種類があり、エクリン腺は体臭腺である。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:1
【正解】1番
a 正しい。記述の通り。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り。「体臭腺」と呼ばれるのはエクリン腺ではなくアポクリン腺である(エクリン腺は体温調節のための汗を分泌する)。
【要点】
「体臭腺=アポクリン腺」「体温調節=エクリン腺」の入れ替え問題は頻出!皮脂腺や角質などの基本定義も正確に押さえましょう。
医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。
b 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する医薬品の有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。
c 腎機能が低下した人では、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用が生じやすくなったりする。
d 医薬品の有効成分は、未変化体のままで、あるいは代謝物として、肺から呼気中へ排出されることはない。
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. a、d
- 4. b、c
- 5. b、d
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正解:4
【正解】4番
a 誤り:「リンパ管を経由して」ではなく「門脈を経由して」肝臓を通過する。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り:「排出されることはない」ではなく、肺から呼気中へ排出されることもある(例:アルコールや吸入麻酔ガスなど)。
【要点】
肝初回通過効果(門脈を経由して肝臓で代謝を受けること)の経路や、腎機能低下による副作用のリスク、肺からの排泄といった代謝・排泄の基本原則を確実に押さえましょう。
医薬品の体内での働きに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体などのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。
b 医薬品の血中濃度は、ある時点でピークに達し、その後は代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るため、低下していく。
c 生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。
d 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、副作用や毒性も現れにくくなる。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:1
【正解】1番
a 記述の通り。
b 記述の通り。
c 誤り。薬効が現れるのは有効な血中濃度(有効域)にある間であり、最高血中濃度に達した時だけに限定されない。
d 誤り。ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなるが、副作用や毒性はむしろ現れやすくなる。
【要点】
「最高血中濃度の時だけ効く」や「量を増やせば副作用が減る」という極端な記述は典型的なひっかけ問題です。薬効の頭打ちと副作用・毒性のリスク増大をセットで押さえましょう。
内服薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 口腔内崩壊錠は、舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。
b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。
c 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
d カプセル剤は、カプセル内に散剤や液剤等を充填した剤形であり、カプセルの原材料として乳糖が広く用いられているため、乳成分に対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:3
【正解】3番
a 誤り。「舌下で溶解させ、口腔粘膜から吸収させる」のは「口腔内崩壊錠」ではなく「舌下錠」の説明です。口腔内崩壊錠は、唾液で速やかに崩壊させて通常の錠剤と同様に消化管から吸収させます。
b 正しい。記述の通り。
c 正しい。記述の通り。
d 誤り。カプセルの原材料として広く用いられているのは乳糖ではなく「ゼラチン(またはヒプロメロースなど)」です。
【要点】
口腔内崩壊錠と舌下錠の作用機序の違いや、カプセルの基剤(ゼラチン等)に関するひっかけ問題は頻出なので確実に区別できるようにしましょう。
外用薬の剤形及びその一般的な特徴に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 軟膏剤は、油性の基剤で皮膚への刺激が弱い。
b クリーム剤は、適用部位を水から遮断したい場合に用いる。
c 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。
d 貼付剤は、適用部位にかぶれなどを起こす場合がある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 正 正 正
- 3. 誤 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 正 誤 誤 誤
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正解:4
【正解】4番
a 正しい記述。軟膏剤は油性基剤を使用しているため水分を含まず、皮膚への刺激が少ないのが特徴です。
b 誤り。適用部位を水から遮断したい場合には油性の軟膏剤を用います。クリーム剤は水分を含むため不適切です。
c 誤り。外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい(乾燥させたい時に適する)特徴があります。
d 正しい記述。貼付剤はテープや基剤の密閉性により、汗や皮脂の分泌が妨げられ、適用部位にかぶれなどを起こす場合があります。
【要点】
「軟膏=油性で低刺激・水から遮断」「クリーム=水分を含みベタつかない」「液剤=乾きやすい」という剤形ごとの性質と、貼付剤のかぶれリスクを確実に区別しておきましょう。
全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。
b スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は限られており、発症を予測しやすい。
c 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
d 医薬品の使用が原因で血液中の白血球が減少し、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなって、突然の高熱、悪寒、喉の痛み等の症状を呈することがある。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:4
【正解】4番
a 誤り:アナフィラキシーは遅延型ではなく「即時型」のアレルギー反応です。
b 誤り:スティーブンス・ジョンソン症候群を発症する可能性のある医薬品は極めて多く、発症を事前に予測することは困難です。
c 正しい:記述の通り。
d 正しい:記述の通り。(無顆粒球症や白血球減少に関する説明)
【要点】
アナフィラキシーは「即時型(すぐ起こる)」であること、また重篤な皮膚障害(SJS・TEN)や血液障害は「予測が困難」であることを押さえましょう。
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。
b 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
c 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
d 原因と考えられる医薬品を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。
- 1. 誤 誤 正 誤
- 2. 正 正 誤 正
- 3. 正 誤 正 誤
- 4. 誤 正 正 正
- 5. 正 誤 誤 正
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。医薬品による肝機能障害は、機序から中毒性とアレルギー性の2つに大別される。
b 正しい。軽度の場合、自覚症状がないことが多く、健康診断等の血液検査で偶然発見されることがよくある。
c 誤り。黄疸は、ビリルビンが胆汁中へ排出されず、血液中へ逆流・滞留することにより生じる。(「血液中」と「胆汁中」の入れ替えに注意)
d 正しい。原因薬の漫然使用は、不可逆的な病変(肝不全)を引き起こし、死に至る重篤な転帰をとることがある。
【要点】
黄疸のメカニズム(ビリルビンが「血液中」に滞留すること)は試験委員の大好物です。また、肝障害は初期に自覚症状がない点が特徴なので、あわせて押さえましょう。
偽アルドステロン症に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
偽アルドステロン症とは、体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。
( c )からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。
- 1. ナトリウム カリウム 副腎皮質
- 2. カリウム カルシウム 副腎髄質
- 3. ナトリウム カリウム 副腎髄質
- 4. カリウム ナトリウム 副腎髄質
- 5. ナトリウム カルシウム 副腎皮質
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正解:1
【正解】1番a:ナトリウム記述の通り。甘草(グリチルリチン酸)などの副作用として、体内にナトリウムと水が貯留します。
b:カリウム記述の通り。ナトリウムが貯留する一方で、体からはカリウムが尿中に排泄されて失われます。
c:副腎皮質記述の通り。ホルモンを分泌する「副腎皮質」からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず、同様の症状が起きるため「偽」と呼ばれます。
【要点】
「偽アルドステロン症 = ナトリウム(+水)の貯留」と「カリウムの喪失」の組み合わせが試験の鉄板!ホルモン分泌器官が「副腎皮質」であることもセットで覚えましょう。
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転作業に従事しないように十分注意することが必要である。
b 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。
c 無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止しても、予後は不良となることがほとんどである。
d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
- 1. 正 正 正 正
- 2. 誤 正 正 正
- 3. 正 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 正 正 正 誤
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正解:4
【正解】4番
a 正しい記述。眠気を催す成分を含む医薬品を使用した場合、事故防止のため乗物や機械の運転操作は避ける必要があります。
b 正しい記述。無菌性髄膜炎は、SLEや混合性結合組織病などの基礎疾患を持つ人で発症リスクが高まります。
c 誤り。「予後は不良となることがほとんど」ではなく、早期に原因医薬品の投与を中止すれば、通常は予後良好です。
d 正しい記述。心臓や血管に作用する医薬品(循環器用薬など)では、頭痛やめまい、ふらつき等が生じることがあります。
【要点】
無菌性髄膜炎の予後は、原因医薬品を早期に中止すれば「良好」であることがほとんどです。「不良」とするひっかけ問題に注意しましょう。
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 消化性潰瘍は、貧血症状の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることがある。
b イレウス様症状は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
c イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行する可能性がある。
d 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
- 1. 正 誤 正 誤
- 2. 正 正 正 正
- 3. 誤 誤 正 正
- 4. 正 正 誤 正
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:2
【正解】2番
a 正しい。消化性潰瘍は自覚症状が乏しいことも多く、貧血検査や突然の吐血・下血で発見されることがある。
b 正しい。イレウス様症状(腸閉塞様症状)は、激しい腹痛や嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れる。
c 正しい。イレウス様症状が悪化すると、腸内細菌の異常増殖により全身状態の衰弱が急激に進行するおそれがある。
d 正しい。浣腸剤や坐剤の使用による一過性の症状として、肛門部の熱感、異物感による不快感、立ちくらみ等がある。
【要点】
消化器系の副作用(消化性潰瘍やイレウス)は重篤化しやすいため、症状のキーワード(吐血・下血、激しい腹痛・便秘など)を正確に押さえておきましょう。
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。
b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすい。
c 喘息は、原因となる医薬品(アスピリン等)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 誤 正 正 誤
- 3. 誤 誤 誤 正
- 4. 正 正 誤 誤
- 5. 正 誤 正 誤
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正解:1
【正解】1番
a 正しい記述。
b 誤り。「区別がつきやすい」ではなく、初期症状がかぜ等と酷似しており「区別がつきにくい(見分けが難しい)」ため、早期発見が極めて重要です。
c 正しい記述。
d 正しい記述。
【要点】
間質性肺炎は「初期症状がかぜと区別がつきにくい」点が頻出のひっかけ!喘息は原因成分の消失で寛解しますが、重症化すると命に関わるため注意が必要です。
循環器系及び泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。
- 2. 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。
- 3. 腎障害では、浮腫、倦怠感、尿が濁る・血尿等の症状が現れることがある。
- 4. 医薬品を使用して生じる尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有に現れることが知られている。
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正解:4
【正解】4番
1. 記述の通り。うっ血性心不全の定義に関する正しい説明です。
2. 記述の通り。不整脈の病態に関する正しい説明です。
3. 記述の通り。腎障害の主な症状(浮腫や尿の異常など)に関する正しい説明です。
4. 誤り。「前立腺肥大の基礎疾患がある人に特有」ではなく、抗コリン作用等を持つ成分により、前立腺肥大の症状を悪化させ、誰にでも起こり得る副作用です。
【要点】
尿閉などの副作用は「前立腺肥大の基礎疾患がある人」で特に起こりやすい(悪化しやすい)ですが、その人“特有”に現れるわけではありません。試験では「特有」「のみ」といった限定的な表現がある場合は要注意です。
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしている。
b 貼付剤による光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
c 薬疹は、医薬品の長期使用後に現れることはない。
d 薬疹を経験したことがある人が、再度同種の医薬品を使用しても、アレルギー反応を生じることはない。
- 1. a、b
- 2. a、d
- 3. b、c
- 4. c、d
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正解:1
【正解】1番
a 正しい記述の通り。
b 正しい記述の通り。
c 誤り:「ない」ではなく、医薬品の使用期間に関わらず(長期使用後だけでなく、使い始めてすぐでも)現れることがある。
d 誤り:「生じることはない」ではなく、一度アレルギーを経験した人(感作された人)が再度使用すると、必ずアレルギー反応(薬疹)を生じる。
【要点】
薬疹はアレルギー反応のため、使用期間に関係なく、一度感作されれば再投与で必ず再発します。「〜ない」という断定的な否定表現は、副作用の例外を突く典型的なひっかけなので要注意です。