かぜ薬

アスピリン

あすぴりん / 第3章

過去問 5 問

💡 作用のポイント

また、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的としてベ56 アスピリン、サザピリン、イブプロフェンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。

⚠️ 使用上の注意(手引き本文より抜粋)

  • また、抗コリン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的としてベ56 アスピリン、サザピリン、イブプロフェンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。

🩹 現れることがある副作用(抜粋)

  • 一定期間又は一定回数使用して症状の改善が63 肝機能障害を生じることがある主な成分:アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、葛かっ根こん湯とう、し小ょう柴さい胡こ湯とう、柴さい胡こ桂けい枝し湯とう、し小ょう青せいり竜ゅう湯とう、麦ばくも門ん冬どう…
  • 特に、かぜ薬の使用後に症状が悪化した場合には、間質性肺炎やぜんアスピリン喘息等、かぜ薬自体の副作用による症状が現れた可能性もある。
  • 喘息ぜんについては「アスピリン喘息」としてよく知られているが、これはアスピリン特有の副作用ではなく、他の解熱鎮痛成分でも生じる可能性がある。
🧪 理系視点でスッキリ納得!作用機序・化学のウラ話

アスピリンはアラキドン酸カスケードのシクロオキシゲナーゼ(COX)を「不可逆的に」アセチル化して失活させる。血小板は核を持たずタンパク質を再合成できないため、一度アセチル化されたCOX-1は血小板の寿命(約7〜10日)が尽きるまで回復しない。これが少量でもトロンボキサンA2産生が抑えられ、抗血小板作用が長く続く理由。一方で胃粘膜保護に働くプロスタグランジン(PGE2)も同時に減るため、「効く=胃が荒れる」が構造的にセットになる。

※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。

📝 この成分が出題された過去問 5 問

2025年 / 東京都 問64 難問 ★★★ 単体ページ →

解熱鎮痛薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a アスピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。 b アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用があり、医療用医薬品として、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられている。 c ボウイは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。 d 疎経活血湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛等に適すとされる。

  1. 1. 正 正 正 誤
  2. 2. 正 正 誤 正
  3. 3. 正 誤 正 正
  4. 4. 誤 正 正 誤
  5. 5. 誤 誤 誤 正
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正解:1

【正解】1番 a 正しい。アスピリン(アセチルサリチル酸)は、ライ症候群の発症リスクがあるため、15歳未満の小児にはいかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。 b 正しい。アスピリンには血小板凝集抑制作用(血液を凝固しにくくさせる作用)があり、医療用の血栓予防薬としても用いられる。 c 正しい。ボウイ(防已)はツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性茎等を基原とし、鎮痛や利尿等の作用を期待して用いられる。 d 誤り。「体力中等度以下で、手足の冷えを感じ…腰痛、下腹部痛等」に適すとされるのは、疎経活血湯ではなく「当帰四逆加呉茱萸生姜湯」である。(疎経活血湯は、比較的体力があり、筋肉痛、神経痛、関節痛などを訴えるものに適す) 【要点】 小児に対するアスピリンの禁忌(15歳未満)は超頻出!漢方薬は効能・効果の対象となる「体質・症状」のひっかけに注意しましょう。

この問題の関連成分: アスピリン 疎経活血湯
2025年 / 愛媛県 問64 難問 ★★★ 単体ページ →

解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a アスピリンには、血液を凝固しやすくする作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける必要がある。 b アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害が少ないため、空腹時に服用できる製品もある。 c イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を促進することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍の再発を招くおそれがある。 d イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分であり、ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹等のアレルギー症状を起こしたことがある人は使用するべきではない。

  1. 1. 正 誤 正 正
  2. 2. 誤 正 正 誤
  3. 3. 正 誤 誤 誤
  4. 4. 誤 正 誤 正
  5. 5. 誤 誤 正 誤
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正解:4

【正解】4番 a 誤:アスピリンは血液を凝固しやすくするのではなく、「凝固しにくくする(出血傾向を高める)」作用があるため、出産予定日12週間以内の使用を避ける必要がある。 b 正:記述の通り。アセトアミノフェンは胃腸障害が比較的少ないため、製品によっては空腹時服用が可能なものもある。 c 誤:イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を「促進する」のではなく「抑制する」ことで、胃・十二指腸潰瘍の再発を招くおそれがある。 d 正:記述の通り。イソプロピルアンチピリンは一般用医薬品で唯一のピリン系成分であり、過去にピリン系でアレルギーを起こした人は使用してはならない。 【要点】 アスピリンは「血液凝固抑制」、イブプロフェン等は「プロスタグランジン産生抑制」という作用機序の逆転や、用語のすり替え(促進・抑制)に注意しましょう。

2025年 / 北海道 問78 標準 ★★☆ 単体ページ →

呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。 b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすい。 c 喘息は、原因となる医薬品(アスピリン等)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。 d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。

  1. 1. 正 誤 正 正
  2. 2. 誤 正 正 誤
  3. 3. 誤 誤 誤 正
  4. 4. 正 正 誤 誤
  5. 5. 正 誤 正 誤
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正解:1

【正解】1番 a 正しい記述。 b 誤り。「区別がつきやすい」ではなく、初期症状がかぜ等と酷似しており「区別がつきにくい(見分けが難しい)」ため、早期発見が極めて重要です。 c 正しい記述。 d 正しい記述。 【要点】 間質性肺炎は「初期症状がかぜと区別がつきにくい」点が頻出のひっかけ!喘息は原因成分の消失で寛解しますが、重症化すると命に関わるため注意が必要です。

この問題の関連成分: アスピリン
2025年 / 東京都 問104 難問 ★★★ 単体ページ →

次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。 a アセトアミノフェン b ジプロフィリン c イソプロピルアンチピリン d メチルエフェドリン塩酸塩

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:2

【正解】2番 a アセトアミノフェン:記述の通り。(解熱鎮痛成分であり、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため記載が必要) b ジプロフィリン:誤り。ジプロフィリンはキサンチン系成分(気管支拡張薬)であり、解熱鎮痛成分ではないためアスピリン喘息の記載対象外。 c イソプロピルアンチピリン:記述の通り。(ピラゾロン系解熱鎮痛成分であり、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため記載が必要) d メチルエフェドリン塩酸塩:誤り。メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分(鎮咳去痰薬)であり、解熱鎮痛成分ではないためアスピリン喘息の記載対象外。 【要点】 アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作)の誘発に関する「使用しないこと」の記載は、アスピリンだけでなくアセトアミノフェンやピラゾロン系解熱鎮痛成分(イソプロピルアンチピリン等)などの解熱鎮痛成分が対象となります。他系統の成分(キサンチン系やアドレナリン作動成分など)とのひっかけに注意しましょう。

2025年 / 北海道 問119 難問 ★★★ 単体ページ →

一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な成分との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。 基礎疾患等 主な成分 a てんかん ― アスピリン b 胃・十二指腸潰瘍 ― エテンザミド c 肝臓病 ― メチルエフェドリン塩酸塩 d 緑内障 ― パパベリン塩酸塩

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、d
  4. 4. c、d
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正解:3

【正解】3番 a 誤り:てんかんの人が避けるべき成分は、抗ヒスタミン成分(d-クロルフェニラミンマレイン酸塩など)やカフェインなどであり、アスピリンではない。(アスピリンは解熱鎮痛成分) b 正しい:記述の通り。胃・十二指腸潰瘍の人は、胃腸障害を引き起こすおそれがあるため、アスピリンやエテンザミドなどの解熱鎮痛成分の服用に注意が必要。 c 誤り:肝臓病の人が避けるべき成分はアセトアミノフェンなどであり、メチルエフェドリン塩酸塩(交感神経系を刺激する成分)ではない。 d 正しい:記述の通り。緑内障の人は、抗コリン作用等により眼圧が上昇して症状が悪化するおそれがあるため、パパベリン塩酸塩などの配合薬に注意が必要。 【要点】 「基礎疾患等と使用してはいけない(相談する)成分」の組み合わせは試験の頻出ポイント。疾患ごとの原因(抗コリン作用、胃腸障害、中枢神経への影響など)とセットで覚えましょう。

📋 手引き 第5章 別表の該当記載