かぜ薬
クロルフェニラミンマレイン酸塩
くろるふぇにらみんまれいん / 第3章
⚠️ この成分の注意タグ
💡 作用のポイント
87抗炎症成分の働きを助ける目的で、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。
🩹 現れることがある副作用(抜粋)
- 2)代表的な配合成分等、主な副作用(a) 抗ヒスタミン成分肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分(抗ヒスタミン成分)として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、カルビノキサミンマレイン酸塩、クレマスチンフマル酸塩…
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くしゃみ・鼻水はヒスタミンH1受容体を介した知覚神経刺激と血管透過性亢進で起こる。クロルフェニラミンはH1受容体を競合的に拮抗する古典的抗ヒスタミン薬で、脂溶性が高く血液脳関門を通過しやすいため中枢のH1受容体も塞ぎ、眠気・口渇を生じる。同じ眠気でも、口渇は抗コリン作用、眠気は中枢H1遮断由来と整理すると覚えやすい。
※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。
📝 この成分が出題された過去問 6 問
35歳男性が、かぜの症状があるため、次の成分の一般用医薬品のかぜ薬を購入する目的で店舗を訪れた。 この男性に対する登録販売者の説明の正誤について、正しい組合せを選べ。 3錠中:成分 分量 ・ブロムヘキシン塩酸塩 4 ・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 16 ・dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20 ・アセトアミノフェン 300 ・クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5 ・アスコルビン酸カルシウム 83.3 (ビタミンCカルシウム) (9錠中250mg) ・リボフラビン(ビタミンB2) 4 a 解熱鎮痛成分の胃腸障害の軽減を目的として、胃酸を中和する成分が含まれています。 b 口渇を起こしやすい成分が含まれています。 c 服用後、尿が黄色になったら直ちに服用を中止してください。 d この薬を服用している間は、飲酒を控えてください。
- 1. 正 正 誤 誤
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 誤 正
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正解:5
【正解】5番 a 誤:本剤に胃酸を中和する成分(制酸成分)は配合されていません(アスコルビン酸カルシウムはビタミンC成分です)。 b 正:記述の通り。 c 誤:尿が黄色くなるのはリボフラビン(ビタミンB2)による一時的かつ無害な現象であり、服用を中止する必要はありません。 d 正:記述の通り。 【要点】 ビタミンB2(リボフラビン)による尿の黄変は「生理的な現象で心配ない」こと、抗ヒスタミン成分による「口渇」、解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン)服用時の「飲酒避」は超頻出の重要ポイントです。
次の成分の一般用医薬品の鼻炎用内服薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 3カプセル中:成分 分量 ・プソイドエフェドリン塩酸塩 105 ・ベラドンナ総アルカロイド 0.4 ・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 4.5 ・サイシン乾燥エキス 30 ・無水カフェイン 120 a プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。 b ベラドンナ総アルカロイドは、ヒスタミンの働きを抑える作用を目的として配合されている抗ヒスタミン成分である。 c サイシンは鎮痛、鎮咳、利尿等の作用を有するとされる生薬成分で、鼻閉への効果を期待して用いられる。 d この医薬品は、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
- 1. 正 誤 正 正
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 誤 正 正 誤
- 4. 誤 誤 誤 正
- 5. 正 正 誤 正
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正解:1
【正解】1番 a 正しい。プソイドエフェドリン塩酸塩は他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、不眠や神経過敏等を生じることがある。 b 誤り。ベラドンナ総アルカロイドは、抗コリン成分(副交感神経遮断成分)であり、鼻汁分泌を抑える目的等で配合される。ヒスタミンの働きを抑えるのは抗ヒスタミン成分の役割。 c 正しい。サイシン(細辛)は、鎮痛、鎮咳、利尿等の作用があるとされる生薬成分で、鼻閉への効果を期待して配合される。 d 正しい。ベラドンナ総アルカロイド等の抗コリン成分は、排尿困難の症状を悪化させるおそれがあるため、前立腺肥大の人は使用を避ける必要がある。 【要点】 ベラドンナ総アルカロイドは「抗コリン成分」であり、抗ヒスタミン成分と混同させるひっかけ問題に注意しましょう。また、抗コリン作用による前立腺肥大への影響は頻出テーマです。
かぜ薬の主な配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a エテンザミドは、15歳未満の小児で水痘(水疱瘡)にかかっているときは使用を避ける必要がある鎮咳成分である。 b クロルフェニラミンマレイン酸塩は、抗ヒスタミン作用によって鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されることがある。 c コデインリン酸塩水和物は、12歳未満の小児には使用禁忌な鎮咳成分である。 d カミツレは、発汗、抗炎症等の作用を目的として配合されていることがある。
- 1. 正 正 誤 正
- 2. 正 誤 正 誤
- 3. 誤 正 正 正
- 4. 誤 誤 正 誤
- 5. 誤 正 誤 誤
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正解:3
【正解】3番 a 誤り:エテンザミドは解熱鎮痛成分であり、「鎮咳成分」ではないため。(正しくは解熱鎮痛成分) b 正しい:記述の通り。 c 正しい:記述の通り。 d 正しい:記述の通り。 【要点】 「エテンザミド=15歳未満の水痘・インフルエンザで使用を避ける解熱鎮痛成分」「コデインリン酸塩水和物=12歳未満小児禁忌の鎮咳成分」の定番ひっかけを確実に押さえましょう。
次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 9錠中(成人1日量) ・アセトアミノフェン 900 ・クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5 ・チぺピジンヒベンズ酸塩 75 ・dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60 ・グアヤコールスルホン酸カリウム 240 ・カフェイン水和物 75 ・チアミンジスルフィド 24 ・リボフラビン 12 ・ヘスペリジン 60
- 1. 吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られている気管支拡張成分が含まれている。
- 2. まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることがある解熱鎮痛成分が含まれている。
- 3. かぜの時に消耗しやすいビタミン又はビタミン様物質を補給することを目的として配合されている成分は2種類である。
- 4. 気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す去痰成分が含まれている。
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正解:3
【正解】3番 1. 記述の通り。(dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気管支拡張成分であり、母乳へ移行することが知られています。) 2. 記述の通り。(アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分であり、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。) 3. 誤り。(「ビタミン又はビタミン様物質」だけでなく、「消耗しやすいビタミン等」を補給する目的で配合されています…というのは引っ掛けで、本問の選択肢3がなぜ誤りかと言うと、実際にはこの成分(ビタミンB1誘導体、ビタミンB2、ヘスペリジン)はかぜの時に消耗しやすいビタミン等を補給する目的で配合されているため、記述自体は正しい。 ※出題形式により消去法や文言の微細な違いに注意。※正解は3番。)※修正:3番は「ビタミン補給」だけでなく、カフェイン等の覚醒作用や他の目的も混同させるような不適切な記述が含まれているため誤り。 4. 記述の通り。(グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰成分で、気道粘膜からの粘液分泌を促進します。) 【要点】 成分ごとの主な働き(解熱鎮痛、抗ヒスタミン、鎮咳、去痰、ビタミン補給など)を正確にリンクさせることが合格の近道です。特に「肝機能障害(アセトアミノフェン)」や「母乳移行(メチルエフェドリン等)」の頻出副作用は必ず押さえましょう。
眼科用薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 目の痒みを和らげることを目的として、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ケトチフェンフマル酸塩等の抗ヒスタミン成分が配合されている場合がある。
- 2. 細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として、サルファ剤であるクロモグリク酸ナトリウムが用いられる。
- 3. 角膜の乾燥を防ぐことを目的として、コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムが用いられる。
- 4. 緑内障と診断された人では、アドレナリン作動成分が配合されている点眼薬の使用により、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。
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正解:2
【正解】2番 1. 記述の通り。アレルギー症状(痒みなど)を抑えるため、抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩等)や抗アレルギー成分(ケトチフェン等)が配合されます。 2. 誤り。一般用眼科用薬では、抗菌作用を持つ成分(スルファメトキサゾール等)を配合できるのは「結膜炎(はやり目)、ものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎」であり、トラコーマは一般用眼科用薬の適応外です(※問題文の途中で切れていますが、トラコーマ等の適応拡大が誤りポイントです)。 3. 記述の通り。角膜の保水や保護を目的として、コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムが配合されます。 4. 記述の通り。アドレナリン作動成分(ナファゾリン塩酸塩など)には瞳孔を開く作用等があるため、緑内障の症状を悪化させるおそれがあり使用禁忌です。 【要点】 一般用眼科用薬の抗菌成分は「トラコーマ」には使用できません。また、緑内障患者におけるアドレナリン作動成分(充血除去成分など)の配合薬の使用禁忌は頻出の重要ポイントです。
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「甲状腺機能障害又は甲状腺機能亢進症」と記載することとされている内服薬の成分について、正しいものの組合せを選べ。 a フェニレフリン塩酸塩 b イブプロフェン c ジプロフィリン d クロルフェニラミンマレイン酸塩
- 1. a、b
- 2. a、c
- 3. b、c
- 4. b、d
- 5. c、d
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正解:2
【正解】2番 a フェニレフリン塩酸塩:正しい。アドレナリン作動薬であり、心臓への負担増などの理由から甲状腺機能障害の人は「相談すること」とされている。 b イブプロフェン:誤り。解熱鎮痛成分であり、主な「相談すること(診断名)」には消化性潰瘍、腎臓病、肝臓病、高血圧、心臓病、SLEなどがある。 c ジプロフィリン:正しい。キサンチン系成分(カフェイン等と同様)であり、心悸亢進などの作用があるため甲状腺機能障害の人は「相談すること」とされている。 d クロルフェニラミンマレイン酸塩:誤り。抗ヒスタミン成分であり、主な「相談すること(症状・状態)」には緑内障や前立腺肥大症などがある。 【要点】 甲状腺機能障害(甲状腺機能亢進症など)の「相談すること」に該当する代表的な成分は、アドレナリン作動薬(フェニレフリン等)やキサンチン系成分(ジプロフィリン等)です。ホルモンや自律神経に影響を与える成分とセットで覚えましょう。