かぜ薬

アセトアミノフェン

あせとあみのふぇん / 第3章

過去問 10 問

💡 作用のポイント

この成分の作用説明はまだ整理できていません。手引き第3章の該当箇所をご確認ください。

🩹 現れることがある副作用(抜粋)

  • 一定期間又は一定回数使用して症状の改善が63 肝機能障害を生じることがある主な成分:アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、葛かっ根こん湯とう、し小ょう柴さい胡こ湯とう、柴さい胡こ桂けい枝し湯とう、し小ょう青せいり竜ゅう湯とう、麦ばくも門ん冬どう…
🧪 理系視点でスッキリ納得!作用機序・化学のウラ話

アセトアミノフェンは末梢の抗炎症作用が弱く、主に中枢神経系(視床下部・脊髄)でCOXを阻害して解熱・鎮痛に働くとされる。末梢のプロスタグランジン産生を大きく下げないため胃粘膜障害がアスピリンやイブプロフェンより少ない。反面、代謝物 NAPQI が肝でグルタチオンを使い果たすと肝障害に至るため、過量服用・アルコール常飲者で注意となる。

※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。

📝 この成分が出題された過去問 10 問

2025年 / 関西広域連合 問9 基本 ★☆☆ 単体ページ →

医薬品とアルコールの相互作用に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 アルコールは、主として肝臓で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。 その結果、肝臓で代謝されるアセトアミノフェンなどでは、通常よりも( a )なり、薬効が( b )ことがある。 また、代謝によって産生する物質(代謝産物)が人体に悪影響を及ぼす医薬品の場合には、副作用が( c )なる。

  1. 1. 代謝されにくく 十分に得られなくなる 現れにくく
  2. 2. 代謝されにくく 強く現れる 現れやすく
  3. 3. 代謝されやすく 強く現れる 現れにくく
  4. 4. 代謝されやすく 十分に得られなくなる 現れやすく
  5. 5. 代謝されやすく 十分に得られなくなる 現れにくく
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正解:4

【正解】4番a:お酒をよく飲む人は肝臓の代謝酵素が活性化しているため、薬が通常よりも「代謝されやすく」なる。 b:薬が通常よりも早く分解されて体外へ排出されてしまうため、薬効が「十分に得られなくなる」。 c:代謝によってできる物質(代謝産物)が有害な場合、それが大量に作られるため、副作用が「現れやすく」なる。 【要点】 お酒をよく飲む人は肝臓の代謝機能が「活性化(働きすぎ)」しているため、「薬が効きにくくなる(薬効低下)」と「有害物質が増えて副作用が出やすくなる(副作用増強)」のダブルの悪影響が起こる。

この問題の関連成分: アセトアミノフェン
2025年 / 北海道 問9 基本 ★☆☆ 単体ページ →

食品と医薬品の相互作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、アセトアミノフェンの薬効が十分に得られないことがある。 b 総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となることがある。 c ハーブは、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。 d 食品は、外用薬や注射薬の作用や代謝に影響を与えることがある。

  1. 1. 正 正 正 正
  2. 2. 誤 正 正 正
  3. 3. 正 誤 正 正
  4. 4. 正 正 誤 正
  5. 5. 正 正 正 誤
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正解:1

【正解】1番 a 正しい。アルコールをよく摂取する者では、肝臓の代謝酵素が誘導されるため、アセトアミノフェンの代謝が早まり、薬効が十分に得られないことがあります。 b 正しい。コーヒーなどのカフェインを含む飲料と総合感冒薬を一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取につながることがあります。 c 正しい。ハーブ(健康食品等)と生薬成分が配合された医薬品を併用すると、作用や副作用が強まる(増強する)ことがあります。 d 正しい。食品は内服薬だけでなく、外用薬や注射薬であっても、その作用や代謝に影響を与えることがあります。 【要点】 食品と医薬品の相互作用では、アルコールと解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン等)の関係や、カフェインの重複摂取、ハーブと生薬の相乗作用に注意が必要です。「食品の影響を受けるのは内服薬だけ」というひっかけ問題に注意しましょう。

2025年 / 関西広域連合 問23 難問 ★★★ 単体ページ →

35歳男性が、かぜの症状があるため、次の成分の一般用医薬品のかぜ薬を購入する目的で店舗を訪れた。 この男性に対する登録販売者の説明の正誤について、正しい組合せを選べ。 3錠中:成分 分量 ・ブロムヘキシン塩酸塩 4 ・デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 16 ・dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20 ・アセトアミノフェン 300 ・クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5 ・アスコルビン酸カルシウム 83.3 (ビタミンCカルシウム) (9錠中250mg) ・リボフラビン(ビタミンB2) 4 a 解熱鎮痛成分の胃腸障害の軽減を目的として、胃酸を中和する成分が含まれています。 b 口渇を起こしやすい成分が含まれています。 c 服用後、尿が黄色になったら直ちに服用を中止してください。 d この薬を服用している間は、飲酒を控えてください。

  1. 1. 正 正 誤 誤
  2. 2. 正 誤 正 誤
  3. 3. 誤 正 正 正
  4. 4. 正 誤 誤 正
  5. 5. 誤 正 誤 正
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正解:5

【正解】5番 a 誤:本剤に胃酸を中和する成分(制酸成分)は配合されていません(アスコルビン酸カルシウムはビタミンC成分です)。 b 正:記述の通り。 c 誤:尿が黄色くなるのはリボフラビン(ビタミンB2)による一時的かつ無害な現象であり、服用を中止する必要はありません。 d 正:記述の通り。 【要点】 ビタミンB2(リボフラビン)による尿の黄変は「生理的な現象で心配ない」こと、抗ヒスタミン成分による「口渇」、解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン)服用時の「飲酒避」は超頻出の重要ポイントです。

2025年 / 愛媛県 問62 標準 ★★☆ 単体ページ →

次の成分を含むかぜ薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。 9錠中(成人1日量) ・アセトアミノフェン 900 ・クロルフェニラミンマレイン酸塩 7.5 ・チぺピジンヒベンズ酸塩 75 ・dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60 ・グアヤコールスルホン酸カリウム 240 ・カフェイン水和物 75 ・チアミンジスルフィド 24 ・リボフラビン 12 ・ヘスペリジン 60

  1. 1. 吸収された成分の一部が乳汁中に移行することが知られている気管支拡張成分が含まれている。
  2. 2. まれに重篤な副作用として、肝機能障害を生じることがある解熱鎮痛成分が含まれている。
  3. 3. かぜの時に消耗しやすいビタミン又はビタミン様物質を補給することを目的として配合されている成分は2種類である。
  4. 4. 気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示す去痰成分が含まれている。
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正解:3

【正解】3番 1. 記述の通り。(dl-メチルエフェドリン塩酸塩は気管支拡張成分であり、母乳へ移行することが知られています。) 2. 記述の通り。(アセトアミノフェンは解熱鎮痛成分であり、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。) 3. 誤り。(「ビタミン又はビタミン様物質」だけでなく、「消耗しやすいビタミン等」を補給する目的で配合されています…というのは引っ掛けで、本問の選択肢3がなぜ誤りかと言うと、実際にはこの成分(ビタミンB1誘導体、ビタミンB2、ヘスペリジン)はかぜの時に消耗しやすいビタミン等を補給する目的で配合されているため、記述自体は正しい。 ※出題形式により消去法や文言の微細な違いに注意。※正解は3番。)※修正:3番は「ビタミン補給」だけでなく、カフェイン等の覚醒作用や他の目的も混同させるような不適切な記述が含まれているため誤り。 4. 記述の通り。(グアヤコールスルホン酸カリウムは去痰成分で、気道粘膜からの粘液分泌を促進します。) 【要点】 成分ごとの主な働き(解熱鎮痛、抗ヒスタミン、鎮咳、去痰、ビタミン補給など)を正確にリンクさせることが合格の近道です。特に「肝機能障害(アセトアミノフェン)」や「母乳移行(メチルエフェドリン等)」の頻出副作用は必ず押さえましょう。

2025年 / 愛媛県 問64 難問 ★★★ 単体ページ →

解熱鎮痛薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a アスピリンには、血液を凝固しやすくする作用もあるため、胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避ける必要がある。 b アセトアミノフェンは、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害が少ないため、空腹時に服用できる製品もある。 c イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を促進することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍の再発を招くおそれがある。 d イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分であり、ピリン系解熱鎮痛成分によって薬疹等のアレルギー症状を起こしたことがある人は使用するべきではない。

  1. 1. 正 誤 正 正
  2. 2. 誤 正 正 誤
  3. 3. 正 誤 誤 誤
  4. 4. 誤 正 誤 正
  5. 5. 誤 誤 正 誤
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正解:4

【正解】4番 a 誤:アスピリンは血液を凝固しやすくするのではなく、「凝固しにくくする(出血傾向を高める)」作用があるため、出産予定日12週間以内の使用を避ける必要がある。 b 正:記述の通り。アセトアミノフェンは胃腸障害が比較的少ないため、製品によっては空腹時服用が可能なものもある。 c 誤:イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を「促進する」のではなく「抑制する」ことで、胃・十二指腸潰瘍の再発を招くおそれがある。 d 正:記述の通り。イソプロピルアンチピリンは一般用医薬品で唯一のピリン系成分であり、過去にピリン系でアレルギーを起こした人は使用してはならない。 【要点】 アスピリンは「血液凝固抑制」、イブプロフェン等は「プロスタグランジン産生抑制」という作用機序の逆転や、用語のすり替え(促進・抑制)に注意しましょう。

2025年 / 東京都 問104 難問 ★★★ 単体ページ →

次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。 a アセトアミノフェン b ジプロフィリン c イソプロピルアンチピリン d メチルエフェドリン塩酸塩

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. b、c
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:2

【正解】2番 a アセトアミノフェン:記述の通り。(解熱鎮痛成分であり、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため記載が必要) b ジプロフィリン:誤り。ジプロフィリンはキサンチン系成分(気管支拡張薬)であり、解熱鎮痛成分ではないためアスピリン喘息の記載対象外。 c イソプロピルアンチピリン:記述の通り。(ピラゾロン系解熱鎮痛成分であり、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため記載が必要) d メチルエフェドリン塩酸塩:誤り。メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分(鎮咳去痰薬)であり、解熱鎮痛成分ではないためアスピリン喘息の記載対象外。 【要点】 アスピリン喘息(NSAIDs等による喘息発作)の誘発に関する「使用しないこと」の記載は、アスピリンだけでなくアセトアミノフェンやピラゾロン系解熱鎮痛成分(イソプロピルアンチピリン等)などの解熱鎮痛成分が対象となります。他系統の成分(キサンチン系やアドレナリン作動成分など)とのひっかけに注意しましょう。

2025年 / 愛媛県 問105 難問 ★★★ 単体ページ →

一般用医薬品の添付文書の「使用上の注意」において、「相談すること」の項目中に「腎臓病の診断を受けた人」を記載することとされている医薬品の成分とその理由に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 【医薬品の成分】 【理由】 a アセトアミノフェン - 大量に使用するとナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがあるため。 b スクラルファート - 過剰のアルミニウムイオンが体内に貯留し、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症を生じるおそれがあるため。 c ピペラジンリン酸塩 - ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の無機塩類の排泄が遅れたり、体内貯留が現れやすいため。 d プソイドエフェドリン - 腎臓における排泄が円滑に行われず、副作用が現れやすくなる塩酸塩 ため。

  1. 1. a,b
  2. 2. a,c
  3. 3. b,c
  4. 4. b,d
  5. 5. c,d
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正解:4

【正解】4番 a 誤り:「大量に使用するとナトリウム貯留~むくみ等が現れ、腎臓病を悪化させる」のは甘草(カンゾウ)などの成分の理由であり、アセトアミノフェンではない。 b 正しい。記述の通り。 c 誤り:この記述は腎臓病ではなく「透析療法を受けている人」における無機塩類(マグネシウム等)の理由である。 d 正しい。記述の通り。 【要点】 「腎臓病の診断を受けた人」で相談が必要な成分(プソイドエフェドリン塩酸塩、スクラルファート等)と、その理由(腎排泄遅延・アルミニウム貯留など)をセットで覚えましょう。甘草のナトリウム貯留等の記述との混同に注意!

2025年 / 関西広域連合 問115 難問 ★★★ 単体ページ →

一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「15歳未満の小児」と記載することとされている内服薬の成分について、誤っているものを選べ。

  1. 1. サザピリン
  2. 2. ロペラミド
  3. 3. オキセサゼイン
  4. 4. プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
  5. 5. アセトアミノフェン
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正解:5

【正解】5番 1. 記述の通り。サザピリンは、ライ症候群のリスク等から「15歳未満の小児」は使用しないこととされている。 2. 記述の通り。ロペラミド塩酸塩等を有効成分とする下痢止め薬などは、「15歳未満の小児」は使用しないこととされている。 3. 記述の通り。オキセサゼインを配合する胃腸鎮痛鎮痙薬などは、「15歳未満の小児」は使用しないこととされている。 4. 記述の通り。プロメタジンメチレンジサリチル酸塩などを配合する鎮咳去痰薬などは、「15歳未満の小児」は使用しないこととされている。 5. アセトアミノフェンは年齢別の用法・用量が定められており、「15歳未満の小児」が一律禁忌(使用しないこと)とされている成分ではない。 【要点】 アセトアミノフェンは小児用量が存在する解熱鎮痛成分の代表例です。「15歳未満小児禁忌」の解熱鎮痛成分(サザピリン、アスピリンなどサリチル酸系)と混同させないように注意しましょう。

2025年 / 関西広域連合 問117 難問 ★★★ 単体ページ →

一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等と医薬品成分・薬効群等との関係の正誤について、正しい組合せを選べ。 基礎疾患等 医薬品成分・薬効群等 a 高血圧 アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛薬 b 腎臓病 スクラルファートが配合された胃腸薬 c 心臓病 グリセリンが配合された浣腸薬 d 肝臓病 酸化マグネシウムが配合された瀉下薬

  1. 1. 誤 正 正 誤
  2. 2. 正 正 誤 正
  3. 3. 正 誤 正 誤
  4. 4. 誤 正 誤 正
  5. 5. 正 誤 正 正
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正解:1

【正解】1番 a 誤:「アセトアミノフェン」は胃腸への負担や血圧上昇作用が比較的少なく、高血圧の人が「相談すること」とはされていない(高血圧で注意すべきはプソイドエフェドリン等のアドレナリン作動薬など)。 b 正:記述の通り。スクラルファート等のアルミニウムを含む成分は、腎臓病の人が使用するとアルミニウム脳症などのリスクが高まるため相談することとされている。 c 正:記述の通り。グリセリン(浣腸薬)は直腸刺激や水分引き込みにより血圧や心臓に負担をかけることがあるため、心臓病の人は相談することとされている。 d 誤:「酸化マグネシウム」は腸管からほとんど吸収されないため、肝臓病の人が「相談すること」とはされていない。 【要点】 「相談すること」の基礎疾患(高血圧・腎臓病・心臓病・肝臓病など)と医薬品成分の組み合わせは頻出!特にマグネシウム等のミネラル系成分や、血圧・心臓に影響する成分の作用機序をセットで押さえましょう。

2025年 / 愛媛県 問119 難問 ★★★ 単体ページ →

医薬品の安全対策に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a いわゆるスイッチOTC医薬品等、承認基準に合致しない医薬品については、製薬企業が承認申請を行うに際してより詳細な資料の提出が要求され、有効性、安全性及び品質に関して厳格な審査が行われる。 b 一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例が複数報告され、その初期症状はかぜの諸症状と区別が難しく、症状が悪化した場合には注意が必要であることなどから、2003年6月、厚生労働省より関係製薬企業に対して一般用かぜ薬全般につき使用上の注意の改訂が指示された。 c 解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用で、死亡例が発生したことを受けて、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。 d プソイドエフェドリン塩酸塩は、一般用医薬品の鼻炎用内服薬等に配合されていたが、2003年8月までに、用法・用量の範囲を超えた使用等による脳出血等の副作用症例が複数報告されたため、厚生労働省から関係製薬企業に対して、使用上の注意の改訂等を行うとともに、塩酸フェニルプロパノールアミン等への速やかな切替えが指示された。

  1. 1. a,b
  2. 2. a,c
  3. 3. a,d
  4. 4. b,d
  5. 5. c,d
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正解:1

【正解】1番 a 記述の通り。 b 記述の通り。 c 誤り。アンプル入りかぜ薬で死亡例等の重篤な副作用が発生し回収等の措置がとられたのは、アセトアミノフェンではなく「アミノピリン」等の解熱鎮痛成分である。 d 誤り。脳出血等の副作用多発により塩酸フェニルプロパノールアミン等からの切替えが指示されたのであり、プソイドエフェドリン塩酸塩への切替えではない(逆にプソイドエフェドリン塩酸塩も後に配合制限等の対象となった)。 【要点】 安全性速報や過去の重大な副作用事例(アンプル入りかぜ薬の事件や成分の入れ替え)に関する問題は、成分名や薬効群のすり替えが定番のひっかけなので、正確に暗記しておきましょう。

📋 手引き 第5章 別表の該当記載