口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. アズレンスルホン酸ナトリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させ、その増殖を抑えることを目的として用いられる。
- 2. ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。
- 3. ラタニアは、クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。
- 4. 響声破笛丸は、体力に関わらず使用でき、しわがれ声、咽喉不快に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- 5. 桔梗湯は、体力に関わらず使用でき、喉が腫れて痛み、ときに咳がでるものの扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
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正解:1
【正解】1番 1. 誤り。アズレンスルホン酸ナトリウムは、炎症を起こした粘膜の組織修復を助ける「抗炎症成分」であり、細菌を直接死滅させる殺菌成分ではありません。 2. 記述の通り。ポビドンヨード(ヨウ素)は金属を変色させる性質があるため、銀を含有する歯科材料(義歯等)の変色に注意が必要です。 3. 記述の通り。ラタニアはクラメリア科の植物の根を基原とする生薬で、収れん・消炎作用により咽喉の痛み等に用いられます。 4. 記述の通り。響声破笛丸は声の出しすぎによるしわがれ声等に適しますが、構成生薬にダイオウ等を含むため胃腸が弱く下痢しやすい人は注意が必要です。 5. 記述の通り。桔梗湯は体力に関わらず使用でき、喉の腫れや痛み、扁桃炎などに用いられる代表的な漢方薬です。 【要点】 アズレンスルホン酸ナトリウムは「抗炎症・組織修復」成分です。「殺菌成分(セチルピリジニウム塩化物など)」との違いを狙う定番のひっかけ問題に注意しましょう。