かぜ薬

甘草

かんぞう / 第3章

過去問 7 問

💡 作用のポイント

その他抗炎症作用を示す生薬として、カンゾウが配合されている場合がある。

🩹 現れることがある副作用(抜粋)

  • 一定期間又は一定回数使用して症状の改善が63 肝機能障害を生じることがある主な成分:アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、イブプロフェン、葛かっ根こん湯とう、し小ょう柴さい胡こ湯とう、柴さい胡こ桂けい枝し湯とう、し小ょう青せいり竜ゅう湯とう、麦ばくも門ん冬どう…
🧪 理系視点でスッキリ納得!作用機序・化学のウラ話

カンゾウの主成分グリチルリチンは体内でグリチルレチン酸になり、腎の11β-HSD2を阻害してコルチゾールを分解されにくくする。結果として鉱質コルチコイド(アルドステロン)様作用が過剰になり、ナトリウム・水の保持、カリウム排泄、血圧上昇、浮腫、低カリウム血症を起こす=偽アルドステロン症。甘草含有製剤の長期連用が禁忌なのはこの機序による。

※ この欄は運営者が作成した学習用の補足メモ(下書き・監修前)です。試験の正誤判断は 必ず厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』および添付文書に従ってください。

📝 この成分が出題された過去問 7 問

2025年 / 北海道 問28 標準 ★★☆ 単体ページ →

鎮咳去痰薬の配合成分に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 1. ジプロフィリンは、自律神経系を介して気管支の平滑筋を弛緩させ、気管支を拡張させる。
  2. 2. ノスカピンは、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれ、長期連用や大量摂取によって多幸感が現れることがあり、薬物依存につながるおそれがある。
  3. 3. デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させることで、痰の切れを良くする成分である。
  4. 4. カンゾウは、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促すことを期待して配合されている。午前
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正解:4

【正解】4番 1. 誤り:ジプロフィリンはキサンチン系成分であり、自律神経系を介するのではなく、気管支平滑筋に直接働いて気管支を拡張させる。 2. 誤り:ノスカピンは「非麻薬性」鎮咳成分であり、依存性や多幸感が現れることはない(麻薬性なのはコデインなど)。 3. 誤り:痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化するのは去痰成分(L-カルボシステインなど)の役割であり、デキストロメトルファンは中枢性鎮咳成分である。 4. 正しい。記述の通り。 【要点】 カンゾウは多くの一般用医薬品に配合される生薬で、抗炎症作用や粘液分泌促進作用を持ちます。「非麻薬性」と「麻薬性」の鎮咳成分の区別も試験の定番なので確実に押さえましょう。

2025年 / 関西広域連合 問45 難問 ★★★ 単体ページ →

アレルギー症状の緩和を目的として用いる漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 十味敗毒湯、消 風散、当帰飲子は、鼻の症状を主とする人に適すとされる。 b 茵蔯蒿湯は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。 c 葛根湯加川 芎 辛夷は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。 d 辛夷清肺湯は、構成生薬としてカンゾウを含まない。

  1. 1. 正 正 正 正
  2. 2. 誤 誤 正 正
  3. 3. 誤 誤 誤 正
  4. 4. 正 正 誤 誤
  5. 5. 正 誤 正 誤
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正解:2

【正解】2番 a 誤:十味敗毒湯、消風散、当帰飲子は、鼻の症状ではなく、皮膚の症状(湿疹・皮膚炎など)に適すとされる。 b 誤:記述の内容は「当帰飲子」のものであり、茵蔯蒿湯は、黄疸やじんましん等に適すとされる。 c 正:記述の通り。 d 正:記述の通り。(辛夷清肺湯にカンゾウは含まれない) 【要点】 漢方薬の適応症状(鼻か皮膚か)の取り違えと、生薬の配合(カンゾウの有無など)が頻出のひっかけポイントです。効能と症状のイメージをセットで正確に覚えましょう。

2025年 / 愛媛県 問68 標準 ★★☆ 単体ページ →

鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 1. 延髄の咳嗽中枢に作用するジヒドロコデインリン酸塩は、その作用本体であるジヒドロコデインがモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であるため、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
  2. 2. 自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させるジプロフィリンは、中枢神経系を興奮させるため、甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状の悪化を招くおそれがある。
  3. 3. カンゾウは、グリチルリチン酸による抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液分泌を促す等の作用も期待される。
  4. 4. 交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示すトリメトキノール塩酸塩水和物は、中枢神経系に対する作用が強く、依存性がある成分であることに留意する必要がある。
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正解:4

【正解】4番 1. 記述の通り。(ジヒドロコデインリン酸塩は麻薬様作用を示すため、依存性に注意が必要) 2. 記述の通り。(ジプロフィリンはキサンチン系成分であり、気管支平滑筋に直接作用して拡張させる) 3. 記述の通り。(カンゾウの主成分であるグリチルリチン酸は、抗炎症作用や分泌促進作用を示す) 4. トリメトキノール塩酸塩水和物は、カテコールアミン骨格を有するため、心臓への負担増大などを考慮し「高血圧や心臓病などの基礎疾患がある人」では副作用に注意が必要。(選択肢4の後半文が途切れているが、禁忌や副作用に関する注意事項が不適切に省略・改変されているため誤り) 【要点】 鎮咳去痰薬の成分では、中枢性鎮咳成分(コデイン等)の依存性、気管支拡張成分(アドレナリン作動薬)の基礎疾患への影響(高血圧・心臓病等)、生薬成分(カンゾウ等)の偽アルドステロン症の副作用が頻出のひっかけポイントです。成分名と作用機序・注意事項をセットで確実に覚えましょう。

2025年 / 東京都 問77 難問 ★★★ 単体ページ →

強心薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 苓 桂 朮 甘 湯は、主に利尿作用により、水毒(漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在して、その循環が悪いことを意味する。 )の排出を促すことを主眼とし、構成生薬としてカンゾウを含む。 b 強心薬には、心筋の収縮力を弱める成分が主体として配合されている。 c ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。 d リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。

  1. 1. 誤 誤 正 誤
  2. 2. 誤 正 誤 正
  3. 3. 正 誤 誤 正
  4. 4. 正 誤 誤 誤
  5. 5. 正 正 正 誤
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正解:3

【正解】3番 a 正記述の通り。 b 誤「心筋の収縮力を弱める」ではなく「心筋の収縮力を高める(強める)」ことで血液循環を改善する。 c 誤文中の記述は「ゴオウ」の説明。ロクジョウはシカの幼角を基原とする生薬。 d 正記述の通り。 【要点】 生薬の基原(ゴオウとロクジョウの入れ替え)や、強心薬の作用機序(弱める→高める)に関する定番のひっかけ問題に注意しましょう。

2025年 / 東京都 問82 難問 ★★★ 単体ページ →

内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 乙字湯は、体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 b セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。 c オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。 d 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。

  1. 1. 正 誤 正 正
  2. 2. 正 正 誤 誤
  3. 3. 誤 正 正 誤
  4. 4. 誤 正 誤 正
  5. 5. 誤 誤 正 正
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正解:1

【正解】1番 a 正しい。乙字湯は体力中等度以上で便秘傾向のある痔核等に適し、カンゾウを含みます。 b 誤り。セイヨウトチノミは主に「血行改善」や「抗炎症」を期待して用いられる生薬であり、止血効果ではありません。 c 正しい。オウゴンはシソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とし、主に抗炎症作用を期待して用いられます。 d 正しい。記述の通り。内用痔疾用薬は瀉下・整腸成分等も配合され、外用薬との併用も効果的です。 【要点】 セイヨウトチノミの薬効(止血ではなく血行改善・抗炎症)が頻出のひっかけポイントです。漢方処方製剤(乙字湯)の体力要件や構成生薬(カンゾウの有無)も確実に押さえましょう。

この問題の関連成分: カンゾウ 乙字湯
2025年 / 東京都 問93 難問 ★★★ 単体ページ →

歯や口中に用いる薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として外用の歯痛薬に用いられる。 b サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。 c シコンは、ムラサキ科のムラサキの葉を基原とする生薬で、患部からの細菌感染を防止することを期待して口内炎用薬に用いられる。 d 茵蔯蒿湯は、構成生薬としてカンゾウを含む。

  1. 1. 正 正 正 誤
  2. 2. 正 誤 誤 正
  3. 3. 正 誤 誤 誤
  4. 4. 誤 正 誤 正
  5. 5. 誤 誤 正 正
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正解:3

【正解】3番a:記述の通り。 b:誤り。局所麻酔作用を期待して用いられるのは「ジブカイン塩酸塩」などの局所麻酔成分であり、サンシシは消炎等を目的として配合される。 c:誤り。シコンの基原植物はムラサキの「根」であり、「葉」ではない。 d:誤り。茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)の構成生薬は、インチンコウ、サンシシ、ダイオウであり、カンゾウは含まない。 【要点】 生薬の基原(部位の違い)や漢方処方の構成生薬(カンゾウの有無など)は試験の定番ひっかけポイント。正確な知識のインプットが合格のカギ!

2025年 / 東京都 問110 難問 ★★★ 単体ページ →

次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。 a カンゾウ b ペントキシベリンクエン酸塩 c パパベリン塩酸塩 d オキセサゼイン

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. a、d
  4. 4. b、c
  5. 5. b、d
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正解:4

【正解】4番 a 誤り。「緑内障」ではなく、「高血圧、心臓病、腎臓病」などの診断を受けた人が記載対象となる。 b 記述の通り。抗コリン作用を示すため、緑内障や前立腺肥大症の診断を受けた人で記載が必要となる。 c 記述の通り。パパベリン塩酸塩などの抗コリン作用を持つ成分では、緑内障の診断を受けた人への記載が必要となる。 d 誤り。「緑内障」ではなく、「肝臓病」などの診断を受けた人が記載対象となる。 【要点】 抗コリン作用(副交感神経を遮断する作用)を持つ成分(ペントキシベリンクエン酸塩やパパベリン塩酸塩など)は、眼圧を上昇させるおそれがあるため、「緑内障」の人が相談することの記載対象となります。

この問題の関連成分: カンゾウ