眠気を促す薬
大黄
だいおう / 第3章
⚠️ この成分の注意タグ
💡 作用のポイント
【センナ、センノシド、ダイオウ】 センナ中に存在するセンノシドは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激しゃして瀉下作用をもたらすと考えられている。
🩹 現れることがある副作用(抜粋)
- しゃダイオウは各種の漢方処方の構成生薬としても重要であるが、瀉下を目的としないしゃ しゃ場合には瀉下作用は副作用となる。
- 構成生薬にダイオウを含む漢方処方製剤では、瀉下作用の増強を生じて、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるたしゃめ、瀉下薬の併用に注意する必要がある。
📝 この成分が出題された過去問 2 問
婦人薬に含まれる生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、サフランが配合されている場合がある。 b 血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して、センキュウが用いられる場合がある。 c 鎮痛・鎮痙の作用を期待して、ブクリョウが配合されている場合がある。 d ダイオウを含有する医薬品については、妊婦又は妊娠していると思われる女性、授乳婦における使用に関して留意する必要がある。
- 1. 正 正 正 誤
- 2. 誤 誤 正 正
- 3. 正 正 誤 正
- 4. 正 誤 誤 正
- 5. 誤 正 正 誤
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正解:3
【正解】3番 a 正しい。サフランは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を目的として配合される。 b 正しい。センキュウは、血行改善、冷えの緩和のほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。 c 誤り。鎮痛・鎮痙の作用ではなく、利尿、鎮静、健胃等の作用を期待してブクリョウが配合される。 d 正しい。ダイオウには強い下剤作用等があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、授乳婦における使用には十分な留意が必要である。 【要点】 生薬の配合目的(薬理作用)と、ダイオウなどの妊婦等への禁忌・注意が生薬試験の頻出ポイントです。ブクリョウの「鎮痛・鎮痙」はシャクヤク等の働きであり、ブクリョウは「利尿・鎮静」と区別して覚えましょう。
一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。 ( a )を主な成分とする一般用医薬品を服用すると、排尿筋の( b )と括約筋の( c )が起こり、尿の貯留を来すおそれがある。 特に、前立腺肥大症を伴っている場合には、尿閉を引き起こすおそれがあるため、その添付文書等において、「相談すること」の項目に「次の症状がある人」として「排尿困難」と記載することとされている。 なお、構成生薬として( d )を含む漢方処方製剤についても、同様の記載がされている。
- 1. ジフェニドール塩酸塩 収縮 収縮 マオウ
- 2. ジフェニドール塩酸塩 弛緩 収縮 マオウ
- 3. ジフェニドール塩酸塩 収縮 弛緩 ダイオウ
- 4. サリチルアミド 弛緩 弛緩 マオウ
- 5. サリチルアミド 弛緩 収縮 ダイオウ
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正解:2
【正解】2番(a)ジフェニドール塩酸塩:記述の通り。なお、サリチルアミドは解熱鎮痛成分であり、尿閉の副作用とは無関係。 (b)弛緩:記述の通り。排尿筋が「弛緩」すると、膀胱が広がって尿をため込む状態になり、尿が出にくくなる。 (c)収縮:記述の通り。尿道括約筋が「収縮」して出口を締めてしまうため、排尿が困難(尿閉)になる。 (d)マオウ:記述の通り。アドレナリン作動成分(エフェドリン等)を含み、同様の抗コリン作用的な排尿困難を引き起こす。 【要点】 抗コリン作用やアドレナリン作動成分をもつ成分(ジフェニドール、マオウ等)は、膀胱の「排尿筋を弛緩・括約筋を収縮」させるため、前立腺肥大症の人は尿閉に注意が必要です。