2025年 東京都 問87 の解説

2025年 / 東京都 問87 難問 ★★★

内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 消 風 散は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。 b 辛夷清肺湯は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされる。 c 荊芥連翹湯は、体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫に適すとされる。 d 当帰飲子は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. a、d
  4. 4. b、c
  5. 5. b、d
▶ 正解と解説を表示

正解:5

【正解】5番 a 誤り:消風散は、体力中等度なものの皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、じんましん等)に適すとされ、鼻づまりや蓄膿症に適すのは「辛夷清肺湯」などの別処方である。 b 正しい:記述の通り。 c 誤り:荊芥連翹湯は「水虫」には適さない。適応症は化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、じんましん、湿疹・皮膚炎、蓄膿症などである。 d 正しい:記述の通り。 【要点】 漢方処方製剤の問題は、「体力(虚実)」と「適応症状」の組み合わせが最大のひっかけポイント。特に皮膚疾患や鼻炎に用いられる類似処方(消風散、辛夷清肺湯、荊芥連翹湯、当帰飲子など)は、それぞれの特徴的な症状(分泌物の有無、化膿、冷えなど)を正確に押さえましょう。

出典区分:令和7年度 東京都(東京都の公開問題)/ 選択肢をタップすると正解が開きます。