2025年 東京都 問76 の解説

2025年 / 東京都 問76 難問 ★★★

浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。 b ソルビトールは、炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。 c 注入剤を使用する時の注意点として、薬液を注入するときはできるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ることが挙げられる。 d 注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. a、d
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:3

【正解】3番a:記述の通り。 b:誤り。ソルビトールは高張性により排便を促す成分であり、炭酸ガスを発生するのは炭酸水素ナトリウムや無水リン酸二水素ナトリウム等の組み合わせ(炭酸ガス発泡系)。 c:誤り。「できるだけ早く押し込み」ではなく「ゆっくり注入し」、「ゆっくりと抜き取る」ではなく「素早く抜き取る」が正しい。 d:記述の通り。 【要点】 浣腸薬の操作手順(「ゆっくり注入、素早く抜く」)や、グリセリンが血管内に入った際の溶血リスクは試験の定番ひっかけポイントなので確実に押さえましょう。

出典区分:令和7年度 東京都(東京都の公開問題)/ 選択肢をタップすると正解が開きます。