2025年 東京都 問63 の解説

2025年 / 東京都 問63 難問 ★★★

プロスタグランジン及び解熱鎮痛成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a プロスタグランジンはホルモンに似た働きをする物質で、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている。 b 化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量を増加させることにより、発汗を抑制する作用がある。 c プロスタグランジンの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が低下して、胃粘膜障害を起こしやすくなる。 d プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢)に作用して、体温を通常よりも下げる方向に調節する。

  1. 1. a、b
  2. 2. a、c
  3. 3. a、d
  4. 4. b、d
  5. 5. c、d
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正解:2

【正解】2番 a 記述の通り。 b 誤り:腎臓における水分の再吸収を「促し」ではなく「抑制し(利尿作用)」、循環血流量を「増加させ」ではなく「減少させ」る。 c 記述の通り。 d 誤り:体温を下げるのではなく、温熱中枢に作用して体温を「通常よりも上げる(発熱)」方向に調節する。 【要点】 解熱鎮痛成分はプロスタグランジンの産生を抑えることで熱を下げますが、同時に胃粘膜保護作用も弱めるため、胃障害(c)の副作用に注意が必要です。

出典区分:令和7年度 東京都(東京都の公開問題)/ 選択肢をタップすると正解が開きます。