腸の不調とそれによって生じる症状を抑える薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 1. 腸の働きは自律神経系により制御されており、異常を生じる要因は腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある。
- 2. 整腸薬は、腸の調子や便通を整える(整腸)、腹部膨満感、軟便、便秘に用いられることを目的とする医薬品であり、腸内細菌の数やバランスに影響を与えたり、腸の活動を促す成分が主として用いられる。
- 3. 止瀉薬は、下痢や食あたり等に用いられることを目的とする医薬品であり、腸管内の環境を整えて腸に対する悪影響を減らすことによる効果を期待するものであるが、腸に直接働きかけるものはない。
- 4. 瀉下薬(下剤)は、便秘症状及び便秘に伴う症状の緩和等に用いられることを目的とする医薬品であり、腸内細菌の働きによって生成した物質が腸管を刺激するもの、糞便のかさや水分量を増すもの等がある。
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正解:3
【正解】3番 1. 記述の通り。 2. 記述の通り。 3. 誤り:止瀉薬は、腸管内の環境を整えるのではなく、「下痢を止める(症状を抑える)」ことを目的とする医薬品である。 4. 記述の通り。 【要点】 「止瀉薬」の目的は下痢の緩和であり、腸内環境を整えるのは主に「整腸薬」の役割です。薬の「目的(適応症)」をすり替えるひっかけ問題に注意しましょう。